【都知事選】都政を都民の手に

有識者ら 共闘を野党に要請

 都知事選(6月18日告示、7月5日投票)で、市民と野党の共闘による都政の転換を実現してほしいと、有識者らが18日、国会内で野党各党に要請しました。浜矩子同志社大教授らの「呼びかけ人会議」が取り組んだもの。「心ひとつに、都民の手に東京を取り戻したい」との訴えに、各党代表が「勇気をもらった。結束して戦い抜きたい」と応じました。
 呼びかけ人会議は、浜氏のほか、五十嵐仁法政大名誉教授、永山利和日大元教授、小林節慶応大名誉教授らが名を連ねています。
 昨年9月に「都政を考える夕べ」を開くなど、市民と野党の共闘を都知事選で実現するよう、市民レベルでの取り組みを進めてきました。
 18日の要請では、市民と野党の共闘実現と、呼びかけ人会議が主催する取り組みへの協力などを求めました。
 五十嵐氏は「都民の暮らし、命、営業を守り、『地方自治体かくあるべき』と示すような都政を実現してほしい」と強調。浜氏はメッセージで「小池都政のもと、東京はどんどん、人々のための街ではなくなった。野党各党と市民の魂の共闘で、東京を再び市民の手に奪還しましょう」と呼びかけました。
 立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会民主党、東京生活者ネットの各党から、幹部クラスの代表が参加(別項)。「野党が結束して戦いを挑む」「都民が主人公の都政を取り戻す」とそれぞれの決意を語りました。
 呼びかけ人の永山氏が、「今日が新しい東京をつくる出発点となるよう、野党各党に力を発揮してほしい」とあいさつしました。
 呼びかけ人会議は、れいわ新選組、新社会党、緑の党を訪問し、個別に要請しました。

「勇気百倍、結束し戦う」野党各党代表者の発言(要旨)

長妻昭 立憲民主党代表代行

 都知事選は首都東京のみならず、日本全体の、大統領選挙のような様相を帯びている大切な選挙なので、我々も強い思いを持っています。
 強い緊張感を持ち、何としても、勝てる候補のもと、野党が結束して、乾坤一擲のたたかいを挑んでいきたい。
 今日の呼びかけは、勇気百倍です。気を引き締めて話し合いを進めていきたい。

岸本周平 国民民主党選対委員長

 勇気をいただきました。
 4月26日の衆院補欠選挙へ、静岡4区で野党がそろって、(統一候補で)無所属のグループ、市民連合のみなさんと、結束して戦うことを決めました。
 この力が、都知事選への第一歩になる。しっかり団結していきます。

小池晃 日本共産党書記局長

 野党で結束して、たたかい抜きたいと思います。
 この間、東京では、さまざまな首長選挙で共闘でのたたかいが積み重ねられてきたなか、都知事選は、共闘で戦う以外の選択肢はない、と私たちは思っています。
 東京の予算は、日本の国家予算の1割を超え、スウェーデンの国家予算に匹敵します。ここが変わることは、日本が変わることになります。
 カジノ誘致を許さないことなど、国政でも都政でも野党が結束して戦う課題があります。今回、コロナの問題で、患者を最初に受け入れた荏原や駒込などの都立・公社の病院を、地方独立行政法人化していいのかも、大きな争点です。皆さんと全力で、心ひとつにたたかいたい。

中川直人 社会民主党副幹事長

 みなさんと一緒に、都知事選を戦っていきたいと決意しています。
 いま、多くの自治体が、国の下請け機関のように牛耳られています。自治体も、それでよいと、受け止めているところも多くあります。
 都民が主人公であり主役の都政を取り戻すのが、今度の都知事選です。社民党も精いっぱい取り組んでいきます。

西崎光子 東京生活者ネット共同代表

 東京が変わると、日本を変えるだけの大きな力を持っています。新型コロナの問題では、地域の子どもたちが行き場がなくて、食事をどうしようとなるなど、弱い人たちにしわ寄せがかかっています。
 子育てや介護など地域の生活の問題がわかり、世界的な気候変動の危機にいち早く取り組めるような、都民が望む都知事を、実現していきたいと思います。