東京都教育集会開く/「学校の民営化」批判

2020年2月7日

東京都大田区で1日、東京都教育集会2020が開かれ、170人が意見を交わしました。

長尾詩子実行委員長が「教育はすべての人に関係し、未来を形作るものだ。皆さんと学び、考え、これからの教育を進める一歩としたい」と話しました。

東京総合教育センター所長の児玉洋介氏が「公教育への侵食をすすめる教育・IT産業と東京の教育」と題して報告。
ベネッセなど民間業者が教育現場や入試制度に入り込み、「学校の民営化」が都でも進められていると語りました。

各地域から報告。教員の矢口直さんは、島しょで学ぶ障害児教育について人手不足や制度の不備などから子ども、親、教員に大きな負担がかかっているが、粘り強い運動により都議会で改善へ向けた動きも起きていると話しました。

校則について考える活動をしている女子大学生は「校則は正しいプロセスを踏めば、正しく変えられるものでないといけない」と訴えました。

(2020年2月7日付「しんぶん赤旗」より)