【グローバル気候マーチ】「気候対策を」世界で声 若者の共感呼び広がる

ニューヨークで23日に開催される国連気候行動サミットに向けて、「気候危機への緊急対策」を求める行動「グローバル気候マーチ」が20日、日本や世界各地で一斉に取り組まれました。

若者の呼びかけによる全世代が参加する行動です。

国際環境NGO「350.org Japan」によると、日本では23都道府県で5000人以上が参加しました。

世界ではオーストラリアなどで行動が始まり、今後、150カ国以上で5200超の行動が予定されています。

スウェーデンの高校生・環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが2018年8月に、同国会前で気候変動対策を求める抗議を始めました。若者の共感を呼び、気候対策を求める活動「未来のための金曜日」が世界中に広がっています。

地球がやばい 今すぐ行動・東京

渋谷区の国際連合大学前では、学校帰りに制服のまま来た女子高校生たち、白クマの帽子をかぶった人、地球の着ぐるみを着た人や「子どもたちのためにおとなはすぐ行動しよう」など思い思いに書いた手作りのプラカードを持った人たちで広場がいっぱいになり、約2800人が参加しました。

ツイッターを見て1人で来た大学生の友樹さん(18)=仮名=は「深刻な問題だけど解決法はあって、あとは実行するだけということをみんなに知らせたい」と真剣なまなざし。「日本政府の姿勢は最悪。CO2削減目標が低すぎるし、火力発電に依存しすぎ」と批判しました。

国際連合大学前での「グローバル気候マーチ」行動に参加した日本共産党の吉良よし子参院議員=20日、東京都渋谷区(「しんぶん赤旗」提供)

環境をイメージした手書きのTシャツを着た山梨県の男性(44)は長女(9)と参加。
「責任を子どもに押し付けてはいけない」と話し、長女は「このままじゃ地球がやばいってグレタさんが言ってて、本当にそう思う」と言いました。

参加者は「気候は変えず、自分が変わろう」と唱和しながら渋谷区内を歩きました。

日本共産党の吉良よし子参院議員が参加しました。

(2019年9月21日付「しんぶん赤旗」より)