東京都中野区で8月26日夕、「2019関東大震災メモリアルシンポジウム」が開かれ、参加者は巨大地震とそれによっておこる震災のメカニズムと対策について学びました。

シンポジウムは、革新都政をつくる会と東京災害対策連絡会などが毎年行っているもの。

革新都政の会の今井晃代表世話人は主催者あいさつで、学習を通じ「合理的に備えをして、国や都にも備えをさせる取り組みの一環にしよう」と語りました。

平田直(なおし)東京大学地震研究所教授が「日本の地震学の到達と巨大地震への備え」と題して講演。

近年の地震災害を説明しながら、自然現象である地震の制御、正確な予知は困難だが、地震で発生する社会・経済現象としての震災には対策が可能だとして、地震の危険性を把握し、災害を軽減するために「防災リテラシー」の必要性を訴えました。

平田氏は、首都直下地震や南海トラフ地震の危険性を語るとともに、事前対策として「一番大事なのは耐震化と家具の転倒防止だ」と強調。
建物の倒壊を防ぐことで、倒壊による死者だけでなく、火災の発生を防ぎ、震災の死者数を大幅に減らせると指摘しました。

「地震対策への他人事感がある」との相談に平田氏は「都が地域の地震の危険度判定をしているので、情報提供を」と答えました。

(2019年9月3日付「しんぶん赤旗」より)