小池晃書記局長、吉良よし子東京選挙区予定候補が訴え “一票の力 安心の政治へ”

日本共産党の小池晃書記局長は25日、東京都渋谷区で街頭演説し、参院選で市民と野党の共闘の勝利と共産党躍進、東京選挙区(改選数6)の吉良よし子参院議員の勝利を訴えました。

ショッピング施設が並ぶビル前では、通行人が次々と足をとめ、買い物袋を提げながらじっと耳を傾ける人もいました。

訴える吉良よし子参院議員と小池晃書記局長=25日、東京都渋谷区(「しんぶん赤旗」提供)

「選挙で変えよう東京7区市民連合」の松井奈穂代表が「市民と野党の共闘が本当に大事です。共闘することで32の1人区で勝ち、複数区でも、吉良さんを国会へ送ることで勝っていきましょう」と激励しました。

吉良議員は、給料が低いため長時間労働を強いられ、過労死がなくならない悪循環を断つには賃上げこそ必要だと述べ、「愛する家族を仕事に奪われた過労死遺族の皆さんと約束した働く人の命を守る政治の実現のため、何としても激戦を勝ち抜き、誰もが8時間働けばふつうに暮らせる社会をつくります」と訴えました。

小池書記局長は、年金給付を自動的に削減する「マクロ経済スライド」をやめて、減らない年金にしようと訴え。

安倍晋三首相がこの提案を“ばかげた政策”と切って捨てたことに怒りが広がっていると述べ、「年金が頼りにならない、そんな日本のままでいいのか。それとも軍事費にどんどんお金を使うのをやめて大企業に減税するのをやめて年金を立て直す国にしていくのか、今度の選挙で選ぼう」と力を込めました。

そして、「2000万円貯金するより、あなたの一票で政治を変える方が簡単です。皆さんの一票にはそういう力があります。共産党への一票で安心できる年金の第一歩にしましょう」と呼びかけました。

小池書記局長は、フランスが2兆円を投入して最低賃金の時給10ユーロ=1200円を実現したと紹介し、これを日本でもやろうと述べ、最低賃金をただちに時給1000円にし、1500円を目指そうと訴えました。

また、安倍首相が「令和という新しい時代にふさわしい憲法を」と改憲を煽っていることに対し、小池書記局長が「主権者は国民。みなさんが主人公です。新しい時代をつくるというのであれば、それは政治が変わるとき、安倍さんがこの国の首相でなくなるときが本当の新しい時代の幕開けになる。そういう時代を一緒につくり、憲法を守り抜こう」と呼びかけると、大きな拍手が沸き起こりました。

買い物帰りに夫婦で演説を聞いた30代の男性=世田谷区=は「政策実現のためにきちんと財源を示しているのが印象的だった。憲法だけは変えてほしくないし、戦争はしてほしくない」と話しました。

(2019年6月26日付「しんぶん赤旗」より)