築地女将さん会など報告集会 “豊洲市場は問題山積”

東京都築地市場(中央区)の豊洲市場(江東区、東京ガス工場跡地)への移転に反対してきた築地女将さん会、守ろう! 築地市場パレード実行委員会、東京中央市場労組は23日、豊洲市場で報告集会を開き130人が参加しました。

豊洲新市場
あいさつした山口タイ・女将さん会会長は、小池百合子知事が市場移転を強行したことは残念と批判、女将さん会は名称を変えず運動を続けたいと述べました。

中澤誠・東中労委員長が2006年に反対運動を開始し、2013年に市民団体と「守ろう! 築地市場パレード実行委員会」を発足、経営者の団体と労組、市民団体、一般の市民と一緒に運動を広げてきたことは画期的と報告。

豊洲市場は土壌汚染や床の積載荷重不足、交通アクセスや物流動線の劣悪さ、黒い粉じん、交通事故の多発、駐車場不足など問題が山積していると指摘。
卸売市場を国民のものにしていくために新たな運動を始めたいと述べました。

尾崎あや子都議
尾崎あや子都議
三國英實・広島大学名誉教授が卸売市場法の改定問題を報告。

宇都宮健児・元日弁連会長は築地再開発素案を批判、外科医的建築家の今川憲英氏が築地市場の再生案を説明。

日本共産党の尾崎あや子都議は、都議会で追及した有害な黒い粉じん問題を報告しました。

(3月24日付「しんぶん赤旗」より)