吉良よし子参院議員のパブリック・ビューイング宣伝 話題に~大型テレビ使い政策訴え/道行く人々がスマホ撮影

東京都内各地の街頭で、大型テレビの映像を使った日本共産党の吉良よし子参院議員・東京選挙区候補の「パブリック・ビューイング」宣伝が、注目を集めています。

映像を使って訴える吉良よし子議員=10日、高田馬場駅前(「しんぶん赤旗」提供)
映像は吉良事務所が作成したもの。

10日夕方には、学生や労働者が行きかう新宿区の高田馬場駅前で訴えました。

「2014年に消費税率を8%に増税してから、家計の消費支出は年26万円も落ち込んだままです。こんな中で10%に増税したら、景気はもっと落ち込んでしまいます」―。

吉良議員がグラフを示して訴えると、通りかかった男性が振り返って、スマートフォンをかざしました。

吉良議員は、グラフや図表、国会での質問の様子など画像や動画を、スライド形式で50型テレビに映し出して話します。

安倍政権が消費税増税と引き換えに行うという「ポイント還元」対策を告発し、「こんなめちゃくちゃな対策をするぐらいなら、最初から消費税増税をやめるべきだ。税金を取るなら、大もうけしている富裕層、大企業に応分の負担を求めよう」と呼びかけました。

吉良議員はまた、外食チェーン「すき家」の長時間違法残業の実態を突きつけ、安倍首相の「当該企業は相当悪質。厳正に対処する」という答弁を引き出した2015年2月の参院決算委員会の映像を紹介。

吉良議員と、映像をスマホで撮影する通行人=いずれも10日、東京・高田馬場駅前=10日、高田馬場駅前(「しんぶん赤旗」提供)
「現場でたたかう労働者と結んで、政治を動かしてきた共産党を伸ばしてほしい」と訴えました。

通りかかって足を止めた会社員の男性(57)は、「映像を使うことで興味が引かれる。実際の国会のやりとりの場面は見ごたえがあった。ブラック企業の話を聞いて、(吉良議員が)一生懸命頑張っていると思う」と話しました。

専門学校で講師のアルバイトをしているという大学院生(30)も、「授業で使う教科書が1回目の授業直前に配られ、授業の準備もまともにできない。姉も教員で月50~60時間の残業をしている。こういうブラックな働かせ方を変えようという訴えには元気づけられる」と語りました。

(2019年1月13日付「しんぶん赤旗」より)