【2017年 都選管政治資金2】政治資金パーティー 自公などの政治家 11億円超かき集め

東京都選挙管理委員会が21日公表した2017年分の政治資金収支報告書によると、政治資金パーティーを開いた都内の団体は132あり、収入は総額11億6,814万円で、自民、公明などの政治家らが形を変えた企業・団体献金を集めている実態が明らかになりました。

2018年11月22日付「しんぶん赤旗」より
このうち、収入1千万円以上の特定パーティーを開催した政治団体は26団体。自民党関係団体が17を占め、公明党は2でした。

収入は計6億1,631万円、利益率(収入から支出を差し引いた利益が収入に占める割合)は平均で68%。

収入額の上位3団体は、1位が自民党東京都連で1億5,924万円(利益率63%)。
2位は都議会自民党で7,050万円(同83%)、3位は東京未来の会(松原仁衆院議員、無所属)で3,722万円(同84%)でした。

利益率の上位3団体は、1位が石原伸晃前経済再生担当相の自民党東京都第八選挙区支部で92.35%(収入1,400万円)。
2位は長島昭久衆院議員(未来日本)の長島昭久を育てる会で91.6%(同1,088万円)、3位は小田原潔衆院議員の自民党東京都第21選挙区支部で91.4%(同1,082万円)でした。

小池百合子都知事が特別顧問の地域政党「都民ファーストの会」は3,648万円の収入に対し、支出が5,993円にとどまることについて、本紙の取材に「翌年に支出したものがあるため」と回答しました。

公明党東京都本部は1,428万円(14位、利益率30%)。同党の東村邦浩都議は1,350万円(16位、同51%)を集め、都議ではトップ。
この他、近藤弥生足立区長の足立創生政策研究会が1,454万円(12位、同15%)、田中良・杉並区長の東京良友会が1,265万円(19位、同60%)を集めました。

(2018年11月22日付「しんぶん赤旗」より)

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