【都議会】共産党提出の2条例案否決

東京都議会は5日、日本共産党都議団が提出していた、

討論に立つ池川友一都議=5日、都議会本会議(撮影:フォトグラファー長島可純さん)
▽公立学校体育館にエアコンを設置する
▽妊産婦に通院や外出に使える「マタニティパス」を交付する

の2件の条例案を、都民ファーストの会、公明党、自民党、立憲・民主、かがやけ、維新、生活者ネットなどの反対多数で否決しました。

本会議の討論で共産党の池川友一都議は、党都議団が7月、今年夏の異常な猛暑を受け、学校体育館の冷房化などを緊急提案したことを紹介。

とくとめ道信都議の代表質問で 小池百合子知事が都立高校体育館への空調整備を速やかに進め、公立小中学檪育館にも補正予算などで緊急対応すると答弁したことを評価し、条例案は知事の答弁を確実に推進する力になるものだ」と強調しました。

池川都議はマタニティパスについて、孤独になりがちな母親の不安に寄り添い「妊婦検診や通院、外出を促進し、妊娠・出産の早い段階からの支援」を進めるものだと主張しま した。

公明党の慶野信一都議は条例案に対し「独善的パフォーマンス」などと悪罵を投げつけました。

(2018年10月6日付「しんぶん赤旗」より)