【杉並区議会】区長車使用情報公開を/富田たく区議がただす

日本共産党の富田たく杉並区議は25日、東京都杉並区が8月30日に決めた区長車の使用基準についてただしました。

質疑する冨田区議=25日、杉並区議会(「しんぶん赤旗」提供)
同基準は、田中良区長が区長車を公務外や不透明に長時間使用していた問題をめぐり、日本共産党区議団の追及や、市民からの批判の声に押される形で公務に必要な場合に区長車の使用を認めることや、使用日や公務内場所などの使用履歴を記録すること定めています。

今月の1日 から運用されています。

この間、共産党区議団が、田中区長が公務に関係ない都議候補者の決起大会での使用や、他区と比べ深夜の区長車使用が非常に多いことを追及。
また、深夜に及ぶ区長車の使用で、運転手の過労死ラインに及ぶ勤務実態を告発していました。

富田区議は、区長車の使用の基準を制定したことを評価しつつ、使用基準の規定が不十分なために公務としての使用が拡大解釈されかねないと指摘。

また、情報公開について透明性を高めるため同区ホームページでの公表が必要と迫りました。

答弁に立った総務部長は、ホームページの公開について「今後検討する」と答えながら、飲食を伴う会合の2次会・3次会での使用を規制すべきとの質問については、「この基準に(盛り込むことは)なじまない」と答弁し、区長車の使用方法を見直す姿勢を見せませんでした。

(2018年9月29日付「しんぶん赤旗」より)