都議団が宣伝~豊洲移転認可に抗議

食の安全を守ろう

「豊洲市場への移転に反対し築地を守ろう」と、宣伝する党都議団=11日、東京・新宿駅西口(「しんぶん赤旗」提供)
農林水産省が東京都築地市場(中央区)の 豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)への移転を認可したのに対して日本共産党都議団(曽根はじめ団長、18人)は11日、JR新宿駅西口で「深刻な土壌汚染が残り、市場業者の合意もない移転認可は許されない。食の安全·安心を守る・移転中止の世論を広げよう」と訴えました。

都議が勢ぞろいして、魚のかぶり物をしながら「豊洲への移転中止! 築地を守ろう」の横断幕を掲げ、代わる代わるマイクを握り訴えると、通りかかった人たちが次々ビラを受け取って行きました。

大山とも子幹事長は、小池百合子知事が「築地は守る」の公約を投げ捨て、豊洲新市場の「安全宣言」を行ったことを「土壌汚染対策後も環境基準の170倍のベンゼンや、猛毒のシアンなど汚染が続く実態はまったく変わっていない」と批判。

水産仲卸業者や、築地で買い出しする鮮魚店、料理人など多くの人が「豊洲市場では食の安全を守れない」と移転反対の声をあげ続けていること、新市場の施設も数々の不備が明らかになっているこ とを紹介し、「19日開会予定の都議会定例会でも移転撤回を求め頑張る。築地を守る世論を広げよう」と呼びかけました。

(2018年9月12日付「しんぶん赤旗」より)