【豊洲新市場】地下水調査で基準140倍のベンゼン

東京・豊洲東京都は5日、築地市場(中央区)の移転先とする豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)で3~5月に 実施した地下水調査の結果、環境基準の最大140倍の有害物質ベンゼンを検出したと発表しました。

昨年12月~今年2月に実施した前回調査の最大130倍より悪化しました。

ベンゼンの他、検出されてはならない猛毒のシアンも、最高で検出下限値(1リットル当たり0.1ミリグラム)の13倍の同1.3ミリグラムを検出。
環境基準を超えるヒ素も検出されました。

豊洲新市場では、地下空間のコンクリート補強など追加の土壌汚染対策工事を進めており、今月12日に終了する予定ですが、土壌汚染の専門家からは効果がないと批判されています。

(2018年7月6日付「しんぶん赤旗」より)