【駆けある記】「歴史にけじめつける」山添拓参院議員

山添拓参院議員
山添拓参院議員
東京・杉並区で「治安維持法国賠同盟青年部結成集会 in 阿佐ヶ谷ロフト」を開催しました。

いかついタイトルですが、前衆院議員の池内さおりさんをはじめ30代、40代のゲストらが国賠同盟都本部会長の吉田万三さんら「重鎮」とともにアツくトーク。100名近い参加者で盛り上がりました。

なぜいま治安維持法か。

共謀罪や東京都迷惑防止条例改定など、ものを言えない社会づくりが進められるなか、歴史にけじめをつける政治にとい う思いからです。

治安維持法による逮捕者は数十万人に上りますが、正確な数字や拷問の実態は不明です。

希代の悪法がなぜ、どのような経過でつくられ、執行されたか、調査も検証もされず、犠牲者への謝罪も名誉回復も賠償もありません。

あの小林多喜二の死因も、公式には心臓まひのまま。

共謀罪法案が焦点となった昨年の国会では、「治安維持法は適法に制定され適法に執行された」と法務大臣が言い放つ始末。

歴史に向き合わない政治が戦争する国づくりに突き進む--
そんなことは絶対に許さないと誓った、多喜二ゆかりの杉並の夜でした。

(2018年6月8日付「しんぶん赤旗」より)