【狛江市長辞職】傍聴の市民ら「市民に謝れ」「与党責任重い」

2018年6月5日
全会一致で市長の辞職を承認した東京都狛江市議会本会議=4日(「しんぶん赤旗」提供)
東京都狛江市の高橋都彦(くにひこ)市長が複数の女性職員へのセクハラ行為で辞職した4日、市議会を傍聴した市民から「市民に謝るべきだ」「与党の責任も重い」など怒りの声があがりました。

87歳の女性は「市長のセクハラはとんでもないことで、辞職は遅きに失した。市長は辞職を表明しても『(セクハラを)やって いない』と言っている。許せない」と語りました。

傍聴した70歳の女性は「市長は議会にも出てこないで辞めるとしているが、市民に謝るべきだ。高橋市長を選挙で推した自民党や公明党なども責任は重い。どう考えるのか」と話しました。

傍聴によく来ているという女性は「きちんと謝罪しないで辞めるだけなんて。セクハラを認めないなんて言語道断ですよ。議会ももっとしっかり(追及)しないとだめ」とあきれ顔。

数十年来傍聴に来ているという91歳の男性は「(元都幹部の高橋氏は)狛江に来てやったという感じで、上から目線だと知人とも話していた。議会、特に自民党はセクハラ問題での質問を急に取りやめるなど、だらしがない」と怒っていました。

(2018年6月5日付「しんぶん赤旗」より)