今週 横田基地に特殊作戦機オスプレイ配備/軍事拠点強化 前倒し

在日米軍司令部は3日、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイ5機が今週後半、横田基地(福生市など東京都多摩地域5市1町)に到着すると発表しました。

米空軍特殊作戦機CV22オスプレイ
米空軍HPファクトシート(http://www.af.mil/About-Us/Fact-Sheets/Display/Article/104531/cv-22-osprey/)より
CV22は、敵地奥深くへの特殊作戦部隊の投入と撤収が任務で、同機の配備で横田基地が危険な軍事作戦の拠点として強化されることになります。

正式配備はこれまでの予定を1年以上前倒して今年夏に実施。その後数年間で計10機と人員約450人を配備します。

CV22は、船で米陸軍横浜ノース・ドック(横浜市)に陸揚げされ、横田基地に飛行する予定。

横田基地に短期間とどまった後、太平洋地域周辺で数カ月にわたる訓練を行い、帰還後は横田基地から継続的に作戦を実施します。

横田基地では、すでに配備されているC130輸送機が関東周辺で夜間も含む低空飛行・編隊飛行訓練を行っています。

CV22も同様の運用が想定され、周辺住民が事故や騒音の危険にさらされることになります。

横田基地へのCV22配備は、米国政府が2015年5月に日本側に通告。

当初、2017年後半に3機、2021年までに計10機を配備する予定でしたが、操縦士や整備要員の養成の遅れなどを理由に最初の機体の配備を2019年10月~2020年9月に延期していました。

低空・夜間飛行 許せない

高橋美枝子・横田基地の撤去を求める西多摩の会代表の話

来年10月以降の予定がいきなり今週後半に到着するなんてとんでもない話です。
米軍が日本を拠点に戦争をする態勢を前倒しでつくろうとしているのを感じます。
事故が多発しているオスプレイが、横田基地周辺だけでなく、他の地域にまで飛んでいって低空飛行や夜間飛行訓練をするのは、絶対に許せません。

(2018年4月4日付「しんぶん赤旗」より)