軍拡でなく対話が戦争防ぐ

東京都目黒区の「改憲NO! めぐろの会」は10日、「安倍9条改憲NO!」3000万署名のとりくみを話し合う活動交流会を開きました。同会は区内で署名を推進しようと昨年10月に結成し、街頭宣伝・署名活動や宗教団体、議員への申し入れなどを行ってきました。

「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」事務局の平井正さんが講演し、今年中の改憲案提出と国会発議を狙う自民党の動向を詳しく紹介し、9条改憲が集団的自衛権と海外での無制限の武力行使に道を開くものだと強調。北朝鮮の核・ミサイル問題を口実にした改憲と軍拡の主張にふれ、「戦争になれば日本が戦場になり、多くの犠牲が出る。軍拡が北朝鮮の手を止めているわけではなく、戦争を防ぐには対話で解決を図るしかない」と述べ、改憲反対の世論と運動を広げる意義を強調しました。

参加者が「知人に署名のお願いと署名用紙、返信用封筒を送った。あらゆる人に声をかけると、署名してくれる人はいる」「3人一組で、区内各地でハンドマイクで宣伝しながら署名用紙を戸別配布。路地裏で対話すると疑問や反響が返ってくる」などと署名の体験を話し合いました。

日本共産党の星見てい子都議も出席し、「あらゆる所で『改憲ノー』と、目に見える形で宣伝すること、あらゆるつながりを生かすことが大事だと感じている」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2018年2月11日付より)