日野市議選 値上げ・負担増計画に審判を 共産党5氏全員当選目指す

日野市議選 値上げ・負担増計画に審判を 共産党5氏全員当選目指す
2月11日告示(18日投票)の日野市議選(定数24)は、33氏が出馬するとみられる多数大激戦です。日本共産党は大高哲史(44)、清水とし子(55)、ちかざわ美樹(53)=以上現、中野あきと(49)=元=、岡田じゅん子(44)=新=の5氏を擁立し、現有3議席から2議席増、前回当選5議席の確保を目指します。11日告示・18日投票
 
軒並み値上げの行革計画
市議選は、負担増を市民に押しつける大坪冬彦市政の「第5次行革実施計画」(昨年7月)が大争点です。
自民党、公明党などが支える大坪市政は、多摩地域で一番高いごみ袋の料金や国民健康保険税の値上げ、現在無料の地区センター(年間31万人が利用)や公園駐車場、校庭の夜間照明の有料化など、軒並み値上げ・負担増を計画しています。市議会では自民党が値上げ計画を「着実に実行」するよう求め、「歳出削減につなげていただきたい」(昨年9月市議会)とするなど、「第五次行革計画」推進の旗振り役となっています。公明、市民クラブ(連合系と民進系)は賛成の立場です。
これに対して共産党は、 市が毎年20億円前後の黒字をあげ、自由に使える基金80億円をため込んでいることを示して、値上げ計画ストップを訴えています。
 
群抜く共産党の実績
4年前の市議選で5人全員当選を果たした共産党市議団は、議席の力と議会論戦で群を抜く実績をあげています。
共産党は「第四次行革計画」で打ち出された学校体育館・校庭の使用の有料化、地区センターの有料化、市立病院の初診料と分娩料の値上げの中止を市議選で公約。市議選後、市民に呼びかけ、反対世論を巻き起こし、粘り強い議会論戦で同計画を棚上げさせました。国保税の値上げも17年度、18年度の2年連続でストップさせています。
さらに▽保育園の待機児解消では新設は「市内社会福祉法人によるものに限る」「年間1園のみ」としていた市に対し「市外の社会福祉法人にも力を借りるべきだ」と提起し、市長の姿勢を変え6園(定員820人)開設に道を開く▽ミニバスの抜本充実を求め、朝・夜の増便や現行計画の見直しを約束させる▽年に2校という小・中学校のトイレ改修の方針を、署名運動と結んで繰り返し質問する中で、来年度は6校の設計に▽公園遊具の早期改修を働きかけ、修繕を実現―など、市政を動かしてきました。
また市民合意のない大型ごみ処理施設の建設を追及し、中止を求めて運動しています。
 
過半数阻止へ5人全員当選を
市議選は日本共産党(現有3、前回当選5)が5人全員当選を目指す一方、自民党は2議席増の9議席を目指し、公明党の5議席を合わせて過半数の13議席以上を狙っています。元都議や立憲民主党の新人(現市長が推薦)、維新の会新人、共産党を離れた現職市議など、有力候補も多数出馬するとみられています。
日本共産党は「首都東京で今年最初に行われる地方選挙で、自公政治に正面から対決し市政を動かしてきた共産党が5人全員当選することで、安倍政権が狙う改憲にノーを示し、値上げ・有料化計画にストップをかけよう」と訴え、全力をあげています。

 

大高哲史(44)
大高哲史(44)=現=
清水とし子(55)
清水とし子(55)=現=
中野あきと(49)=元=
ちかざわ美樹(53)=現=
中野あきと(49)=元=
中野あきと(49)=元=
岡田じゅん子(44)=新=
岡田じゅん子(44)=新=