【ヘリ窓枠落下事故】米軍機飛行中止を~東京選出党国会議員ら防衛省に要請

東京選出の日本共産党国会議員らは14日、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のヘリの窓枠落下事故を受け防衛省に対し、米軍機の飛行中止を求めることを要請しました。

また、米軍横田基地(福生市など東京・多摩地域5市1町)所属の輸送機C130Jからミサイル回避のための部品「フレア」を紛失していた事故についても防衛省から説明を受け、事故の詳細を明らかにし、住民や自治体に報告することなどを求めました。

要請には、山添拓参院議員、宮本徹衆院議員、吉良よし子参院議員秘書の他、尾崎あや子、とくとめ道信、星見てい子の各都議、奥富喜一福生市議らと関係自治体の住民が参加しました。

米軍は現在、紛失したフレアについて、長さ30センチ重さ約130グラム、「有害物質である」との情報のみ公開。
色、形などの他、詳細な飛行ルート、原因と対策の詳細も明らかにしていません。

事故について防衛省の担当者は「米軍に情報提供を求めている」と繰り返しました。

参加者らは、事故や落下物の詳細を明らかにすることを要請。

「有害物質と気づかずに触れるなどして、住民に被害が出る可能性がある。米軍の情報を待たずに、自衛隊の知見も生かし、フレアの情報を周知してほしい」と求めました。

また、防衛省が情報を発信している都と関係5市1町などに加え、さらに広い自治体への情報発信も求めました。

防衛省から説明を受ける(前列左から)とくとめ、星見、山添、宮本、尾崎、奥富の各氏=14日、参院議員会館内
防衛省から説明を受ける(前列左から)とくとめ、星見、山添、宮本、尾崎、奥富の各氏=14日、参院議員会館内

(12月15日付「しんぶん赤旗」より)