[安倍9条改憲阻止] 市民と国会議員のリレートークに田村、吉良、山添参院議員ら出席

国会内外で力を合わせて安倍9条改憲を阻止しようと5日、市民と国会議員のリレートークが参院議員会館で行われました。
主催は「安保法制違憲訴訟・女の会」と「一票で変える女たちの会」

田村副委員長「改憲発議許さぬ世論を」

主催者あいさつした弁護士の角田由紀子さんは、憲法9条は日本と世界の宝であり、自衛隊を書き込むことは9条1・2項をなきものにし、安保法制などを固定化するものだと批判し、「世界の人たちと手をつなぎ、今こそ9条の実現を政府に迫り、9条改憲の野望を打ち砕こう」と呼びかけました。

作家の渡辺一枝さんは、満州(中国東北部)で生まれ、戦後繰り返し当地を訪ねて現地の人や残留日本人から壮絶な体験を聞いてきたと述べ、「私が出会ったのは、人生を戦争に踏みにじられた人たちだ。父を戦争に奪われ、その痛みを我がこととしてきた自分として、9条改憲は絶対に許しません」と語りました。

安保法制に反対し声をあげてきたシールズに参加していた大学院生の是恒香琳さんは、「私たちは語りの力を持って、日本国憲法という命綱を断ち切られないよう、安倍政権による”コマーシャル”とたたかっていきましょう」と訴えました。

国会内外の力で9条改憲を必ず阻止しようと交流したリレートーク=5日、参院議員会館
国会内外の力で9条改憲を必ず阻止しようと交流したリレートーク=5日、参院議員会館
日本共産党、立件民主党、社民党、参院会派「沖縄の風」の国会議員が参加。

日本共産党からは田村智子参院議員・副委員長、吉良よし子、山添拓両参院議員、畑野君枝衆院議員が出席。

田村議員は「安倍9条改憲の危険性を知らせ、改憲発議を許さない世論をつくるため、運動と対話を広げていこう」と述べました。

(12月6日付「しんぶん赤旗より」)