建設残土処理「厳格化せよ」~都議会委で河野議員が要求

先月の台風21号の豪雨で、東京都八王子市川上町の埋め立て地が大規模に崩壊し、都道61号が通行止めになっています。
日本共産党の河野ゆりえ都議は、崩壊の発生箇所を調査し、都議会環境建設委員会で、再発防止と市民の通行の安全と確保を求めて質問しました。

河野ゆりえ都議会議員
河野ゆりえ都議会議員
土砂崩壊個所は、東京都が建設残土の埋め立てを許可したものの、残土搬入事業者が、事業が完了しないまま、約9年前から連絡が取れなくなっていました。

河野都議は、7日の質疑で環境局に「今回の崩壊の教訓から、安全を担保するために、建設残土の搬入は、より厳しい許可基準が必要だ」と求めました。

と環境局の須藤栄自然環境部長は「今後は、土木の専門機関との連携を一層強化し、安全性に関わる審査を厳格に行うとともに、問題のある事業者に対する監視の頻度や手法などについて見直しを図る」と答えました。

河野都議は、9日野質疑では建設局に「都道の安全管理に努めるとともに、通行止めで生活に不便をきたしている市民生活への対応」を要求。
都建設局の杉崎智恵子道路管理部長は早急の解決に努力することと合わせ、通行止めの代替道路として、圏央道の八王子・あきる野インター間を無料開放すると答弁しました。

河野都議は「大規模な土砂崩壊を防ぎ、自然の生態系を守る上で、建設残土埋め立ては抑制するべきだ」と主張しました。