共闘こそ大義 市民と3野党党首訴え

市民連合が主催し、日本共産党、立憲民主党、社民党の野党3党の党首が駆けつけた大街頭宣伝が8日、東京・新橋駅前で行われました。
SL広場に仮設したステージ前に多くの市民が集まり、3野党党首の訴えに大きな拍手で応えました。

市民連合の高田健さんや中野晃一・上智大学教授、学生、市民らがみんなの努力で築き上げてきた野党共闘こそ希望だと述べ、安倍政権を倒し国民のための政治を実現する決意を語りました。

日本共産党の志位和夫委員長は、総選挙の対決構図は「自公とその補完勢力」対「市民と野党の共闘」だとして、市民連合と野党3党が結んだ「安倍政権のもとでの憲法9条改定反対」、「安保法制廃止」などを含む政策協定に触れ、「しっかりとした大義のもとで頑張っていく」と表明。全国249の小選挙区で野党勢力が候補者を一本化したことを挙げ、「市民と野党の共闘は新しいステージに入りました。皆さんの力で勝たせてください」と訴えると、「安倍政権を倒すぞ」の声がかかりました。

市民連合の街頭演説で訴える志位委員長と吉田党首ら(新橋駅前・9日付け赤旗1面より)
市民連合の街頭演説で訴える志位委員長と吉田党首ら(新橋駅前・9日付け赤旗1面より)
立憲民主党の枝野幸男代表は、「候補者をおろすことがいかに大変かわかっています。市民の声を受け止めて努力された共産党、社民党に敬意と感謝を申し上げたい」と述べると拍手がわきました。

社民党の吉田忠智党首は、「皆さんの後押しがあれば安倍政権を倒し、憲法改悪を阻止できる。候補者をおろす英断をされた共産党に感謝したい。市民連合と野党3党が結束し、全力で衆院選をたたかい抜く」と力を込めました。