豊洲新市場の地下空間問題

共産党都議「集中審議を」

都議会委に申し入れ

東京都が築地市場の移転先とする豊洲新市場予定地(江東区)の主要建物の地下で、土壌汚染対策として行うとしていた盛り土をせず地下空間をつくっていた問題で、日本共産党の、かち佳代子、尾崎あや子両都議は15日、中央卸売市場を所管する都議会経済・港湾委員会の正副委員長・理事に対し、集中審議や現地視察を行うよう申し入れました。

申し入れで両氏は、盛り土を行っていなかった問題は「生鮮食料品を扱う市場の安全・安心の根底を揺るがす重大な問題だ」と強調。早急に調査・審議をする必要があるとして、集中審議や、委員会としての現地視察をすみやかに行うよう提案しました。

この問題は日本共産党都議団が7日に行った現地調査で発覚したもの。都が設置した専門家会議が2008年に行った提言では、汚染対策として旧東京ガス工場操業時の汚染土壌を掘削し、盛り土をするよう求めていましたが、建物地下で実行されていませんでした。

(「しんぶん赤旗」2016年9月16日付より)


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