自民11都議インド視察941万円
都議会の政務調査費公開

東京都議会は10日、2015年度分の政務活動費の収支報告書と領収書の写しを公開しました。都議会は、議員1人当たり60万円を政務活動費として各会派に交付。15年度の交付総額は8億9160万円で、8億4895万円(95%)が支出されました。

自民党は、3億9264万円を支出しました。事務所費3446万円を支出。会費として1888万円を支出しており、「意見交換」の名目で、新年会などに多数出席し、1~2月では110回も会費支出をした都議がいました。

自民党の吉原修都議ら11氏は、同年5月13日から17日までインドへ海外視察旅行を行い、総額941万円を支出。視察・研修費の総額は993万円になりました。

公明党は、支出総額1億3509万円のうち、2207万円を事務所費として、659万円を新年会などの会費に支出しています。

民主党(当時)は1億798万円を支出し、事務所費として956万円を支出しました。

日本共産党都議団は1億2179万円を支出しましたが、事務所費への支出はゼロで、新年会や忘年会への会費も支出していません。

(「しんぶん赤旗」2016年8月11日付より)