大型開発改め福祉充実

東京・港区長選

千葉候補が会見

会見で決意を述べる千葉氏=26日、東京都港区(「しんぶん赤旗」提供)
会見で決意を述べる千葉氏=26日、
東京都港区(「しんぶん赤旗」提供)

東京都港区長選(6月5日告示、12日投票)で26日、日本共産党も参加する「港民主区政をつくる会」から立候補する千葉一成氏(62)=無所属新、日本共産党推薦=が記者会見し、戦争法に反対し、区民の暮らしを守る区政に転換しようと訴えました。
千葉氏は、現区政が大型開発を優先させ、住民の立ち退きや個人商店の廃業が増え、地域コミュニティーが破壊されていると批判。区が、保育園の運営を株式会社に任せたり、特別養護老人ホーム、図書館など114施設を民間に丸投げしてきたこと、23区で一番高い介護保険料、保育料の値上げなどで格差と貧困が広がっていることを指摘しました。
千葉氏は、子ども・高齢者などが住み続けられる街づくりを進めるとして▽園庭のある区立保育園の増設▽高校生と65歳以上の医療費無料化▽国保料・介護保険料の引き下げ▽消費税増税中止▽羽田空港の新航路案撤回ーなどを政策に掲げ「多くの人と力をあわせ、たたかっていきたい」と決意を述べました。

(「しんぶん赤旗」2016年5月28日付より)