羽田空港の低空飛行反対

2016年3月26日

東京・品川 「会」がパレード

低空飛行ルート反対を訴えパレードする参加者=20日、東京都品川区(「しんぶん赤旗」提供)
低空飛行ルート反対を訴えパレードする参加者=
20日、東京都品川区(「しんぶん赤旗」提供)

羽田空港の増便を理由に国土交通省が東京の都心上空を通過する新たな飛行ルートを導入しようとしている問題で、「羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会」は20日、計画中止を求める2回目のパレードを行い、100人近い人が参加しました。

出発地で同会の秋田操代表は、騒音や航空機の安全問題などにふれ「住民生活への影響は大きく計画はやめるべき」と訴えました。日本共産党の白石たみお都議、区議団代表が激励のあいさつをしました。

参加者は北品川から勝島まで旧東海道沿いに飛行ルートの直下などを後進。マンションのベランダや商店などから期待や激励の声が多数寄せられました。集結地では江東、大田、江戸川、文京、目黒区の運動関係者が連帯のあいさつをしました。

計画案では品川区上空は、南風時の午後3時から7時の時間帯に1時間あたり最大44便が、JR大井町駅付近で高度約300メートル、八潮で約200メートルなどきわめて低空で飛行します。騒音や大気汚染、不動産価値の下落、航空機事故や落下物などへの不安や計画に反対する声が広がっています。国交省は今年夏までに新たな方策を策定するとしています。

(「しんぶん赤旗」2016年3月25日付より)