夜間定時制 請願を不採択
存続求める声に背く

共産党は賛成

 東京都教育委員会が都立高校4校(立川、小山台、雪谷、江北)の夜間定時制の廃止を計画している問題で、日本共産党の里吉ゆみ都議は16日、都議会文教委員会で、定時制存続を求める都民の声を紹介し、請願・陳情の採択を求めました。請願・陳情は共産党、生活者ネットの賛成、自民、公明、民主、維新の各会派の反対で不採択になりました。
 里吉氏は、都があげた廃止予定校の代替校について、すでに市内の夜間定時制高校がすべて廃止された八王子市では、通学時間が大幅に増えると指摘。通学に困難を抱える生徒の実情をふまえていないと批判しました。
 夜間定時制が多様なニーズを持つ生徒にとっての最後の受け皿の役割を果たしていると強調。都議団に寄せられた「気軽に通える場所にあり、少人数のクラスだったので、先生に励まされて卒業できた。定時制高校で自分の存在が認められた経験があるから、社会に出て働き、生きていける」との卒業生の声を紹介しました。
 里吉氏は、定時制存続を求める署名が11月末から1月末で2万人分も集まるなど市民の声が急速に広がり、山田洋次監督やノーベル賞受賞者の大村智氏ら123人の学者・文化人や東京弁護士会も廃止反対の声明を出していることを示し、夜間定時制の存続を求めました。
 都教育庁の出張吉訓教育改革推進担当部長は「夜間定時制課程全体の応募倍率が大きく変動した場合は、計画している4校の閉課程時期を配慮する場合もある」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2016年3月18日付より)