医療・介護・子育て・防災

党都委員会など国に予算要望

担当者に要望書を渡す(中央から右に)笠井、池内、山添の各氏=13日、東京都千代田区(「しんぶん赤旗」提供)
担当者に要望書を渡す(中央から右に)笠井、
池内、山添の各氏=13日、東京都千代田区
(「しんぶん赤旗」提供)

 日本共産党東京都委員会と国会議員団、地方議員団は13日、国会内で内閣府、厚生労働省、財務省、総務省、国土交通省などに対して医療保険、介護、子育て・保育、防災について、2016年度予算への要望書を提出し、国民の切実な実態や要望を訴えました。笠井亮、宮本徹、池内さおりの各衆院議員と田村智子参院議員、山添拓参院東京選挙区候補、大山とも子都議、地方議員らが出席しました。

 席上、今村順一郎都委員会副委員長は「大企業が空前の利益をあげる一方で、国民の暮らしは厳しい状況にある。国民の切実な声を聞いて、予算に反映してほしい」と語りました。

 要望書は、高齢化に伴う社会保障費の「自然増分」の抑え込みをやめて拡充を進めることや、誰もが安心して利用できる医療保険と介護制度をつくること、子育て環境の充実、地震や水害への対策などを求めています。

 要請では、地方議員団から「区議団のアンケートに81%の人が国保料が高いと答えた。対応者を増やさないためにも値下げを」(足立区)などの訴えがありました。

 要請に対して厚生労働省は、国保の3400億円の追加的支出について「保険料の伸びを抑えるために使うもの」と回答。保育士確保と処遇改善について「喫緊の課題であり、財政確保に全力をあげる」と述べました。

 総務省は、感震ブレーカーについて電力会社と協議していることを明らかにするとともに、消防団の待遇改善を来年度予算で要求していることを回答するなど、要請は国民要望の実現で前進を勝ち取りました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月18日付より)