商店街壊す道路計画
住民と池内議員ら調査/北区

東京都が進めている特定整備路線補助73号線の建設で商店街がこわされる北区の十条商店街の現地調査と商店街振興をテーマとした学習会が2日、同区内で開催されました。

これは特定整備路線全都連絡会が開催したもので、のべ40人が参加。日本共産党からは池内さおり衆院議員、曽根はじめ都議、区議団、吉良よし子参院議員秘書が出席しました。

池内議員があいさつし「地域にとってかかせない商店街を守るために頑張りたい」と述べました。

現地調査は、地元で反対運動をすすめている「庶民のまち十条を守る会」の案内で、幅20~30メートルの大きな道路建設で「商店街が2か所で分断される」「道路は商店街に直接かからないが、幅30メートルの不燃化促進区域(延焼遮断帯の一部)に組み込まれるため、ほとんどの焦点が建設制限がかけられるなど重大な影響をうける」「220棟を超える建物が立ち退きを迫られる」ことなどを確認しました。

学習会は、「なぜ、商店街をつぶしてはならないか」をテーマに、小川雅人千葉商科大学大学院客員教授が、全国の商店街の状況や商店街が地域で果たしている役割、頑張っている商店街の事例や教訓について講義しました。

参加者からは「特定整備路線で、戸越銀座、大山ハッピーロード、十条の三つの大きな商店街が壊される」「都民的な運動をひろげたい」などの発言がありました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月5日付より)