大山とも子都議事務所などが横田基地フィールドワーク

日本共産党の大山とも子都議事務所と新宿地区委員会は10日、米軍横田基地(福生市など5市1町)のフィールドワークを開催し、新宿区内から31人が参加しました。

東京平和委員会の岸本正人事務局長の案内で、市街地に囲まれた約714ヘクタールの横田基地の周りをバスで見学。米軍、自衛隊の軍用機が並ぶ約4キロメートルの滑走路や、「思いやり予算」で建てられた野球場や宿舎などを見て回りました。見学中に、米軍のC130輸送機がパラシュート降下訓練を行う場面もありました。

「横田基地撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表は、2012年以降のパラシュート降下訓練や、14年の沖縄・普天間基地のMV22オスプレイ飛来、今年5月のCV22オスプレイの配備発表など、基地機能の強化が進められていることを語りました。

大山氏は「住宅密集地域のなかに横田基地がある現実を見ることで、怒りを持ってオスプレイ配備撤回、基地撤去、『戦争法案』廃案の運動を盛り上げていきましょう」と呼びかけました。

初めて横田基地をめぐった女性は「基地の広さを実感した。地元の人のリアルな話を聞いて基地やオスプレイの危険性がわかった」と語りました。同じく初参加の女性は「フェンスの向こうがアメリカのものになっている現実を見て驚いた。基地は絶対になくさないといけない」と怒りを込めました。

(「しんぶん赤旗」2015年7月21日付より)