籾井会長問題は未解決

NHK予算承認 共産党など反対

吉良氏反対討論 参院本会議

質問する吉良よし子議員=31日、参院総務委
質問する吉良よし子
議員=31日、参院総務委

NHKの2015年度予算案は3月31日、参院本会議で自民、公明などの賛成多数で承認されました。日本共産党と民主、維新、社民、生活などの野党が反対。籾井(もみい)勝人会長の資質やハイヤー私的利用問題が未解決なまま与党側が採決を強行し、NHK予算の全会一致での承認は、衆院に続いて崩れました。

日本共産党の吉良よし子議員が反対討論に立ち、NHK予算の承認にあたっては「国家権力からの独立などの基本が貫かれているかが問われる」と指摘。籾井会長の一連の暴言は「政府の広報機関に成り下がることを宣言したもので、辞任・罷免を求める視聴者、国民の厳しい声がいっそう広がっている」と強調しました。

本会議に先立って開かれた総務委員会で吉良議員は、籾井会長が2月5日の記者会見で日本軍「慰安婦」問題を問われ、「政府のスタンスがよく見えない。いま放送することが妥当かを考えなければならない」と発言したことに対し、「これでNHKは権力の監視ができるのか」とただしました。

籾井会長は「言葉足らずだった」と答弁。吉良議員は「NHKが政府と対立することがあっても、ジャーナリズムとしての確固たる立場に立てば視聴者が守り抜いてくれる。籾井会長の発言は、こうした決意に裏打ちされているとは思えない」と述べ、「籾井会長はいますぐ辞めるべきだ」と要求しました。

(「しんぶん赤旗」2015年4月1日付より)