原発は絶対に廃炉

官邸前抗議「再稼働ノー」

福島第1原発事故からまもなく4年となる6日、首都圏反原発連合(反原連)は、139回目となる首相官邸前抗議行動をしました。原発再稼働へ暴走する安倍晋三政権に対し、参加した1000人(主催者発表)は「原発いらない」「再稼働反対」と訴えました。

(写真)「原発なくせ」「再稼働反対」と唱和する人たち。中央右は吉良よし子参院議員=6日、首相官邸前
(写真)「原発なくせ」「再稼働反対」と唱和する人たち。
中央右は吉良よし子参院議員=6日、首相官邸前

 

東京都豊島区に住む男性(72)は「事故は、まったく収束していない。原発を止めさせるため、これからも声を上げ続けたい」と語りました。

同墨田区から参加した女性(67)は「国民の声に耳をかさない政府のやり方に腹が立ちます。また事故があったら被害を受けるのは国民です。孫のためにも絶対に廃炉しかない」。

神奈川県鎌倉市に住む67歳と63歳の夫婦は「安倍首相は、放射能汚染はコントロールされているというが、でたらめだ。原発は1基も稼働させてはいけない」「原発反対の世論を大きく広げたい」とそれぞれ語りました。

松山市から観光に来ていた女子大学生は初参加。「安倍首相はどの問題でも国民に説明が足りない」と語りました。

8日に開催される「反原発☆統一行動」の準備もあるため、国会正門前抗議エリアは設けませんでした。

吉良氏スピーチ

日本共産党の吉良よし子参院議員は6日、首相官邸前抗議行動に参加してスピーチしました。

吉良氏は、安倍晋三首相がコントロールされているという放射能汚染水の外洋流出が東電福島第1原発で続いていることを批判。「一刻も早く事故の収束を、二度と事故を起こさないために原発は廃炉へ、8日のノーニュークスデイ行動で、この民意を突きつけよう」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」3月7日付より)