TPPは国民に百害

2015年1月8日

「STOP TPP!! 官邸前アクション」が今年初行動

TPP交渉からの脱退運動を呼びかける市民団体の人たち=6日、東京・渋谷ハチ公前
TPP交渉からの脱退運動を呼び
かける市民団体の人たち=6日、
東京・渋谷ハチ公前

市民団体が共同する「STOP TPP!! 官邸前アクション」の今年初行動が6日、東京・渋谷ハチ公前でおこなわれ、「国民に百害のTPP(環太平洋連携協定)交渉からすぐに撤退せよ」と訴えました。

参加者は、「くらしを壊すTPPはいらない」とコール。路上演劇もしながら、「いままで交渉合意を阻止してきた。今春は正念場だ」と訴えました。

インターネットをみて初めて参加したという男性(40)は、「TPPはとんでもない不平等条約だ。脱退するしかない。がんばってほしい」と話します。

同アクションは12年8月から共同活動をしています。呼びかけ人の一人、翻訳家でインターネットグループ「TPPって何?」のまつだよしこさんは、TPP交渉は、関税や医療制度など国民生活を守る制度を撤廃し、多国籍企業・投資家が利益を生む仕組みづくりであり、アメリカの強引な要求押し付けに反発が広がっていると紹介。「4月に予定する訪米のとき日本の安倍首相が妥協して妥結するかもしれない。追い込む運動が必要です」と訴えました。

日本共産党の紙智子参院議員が参加し、躍進した議員団の力を発揮し、TPP交渉から脱退の共同を強めると訴えました。

(「しんぶん赤旗」1月7日付より)