■ 『住まいは人権』――安心できる居住環境は生存の基盤であり、社会保障の土台といっても言いすぎではない。(憲法25条:生存権)
■ 21世紀は、くらしや福祉をささえる「居住福祉」型まちづくりとしての「住まい」でなければならない。こうした視点にたって、現在の公共住宅、公共的住宅の現状を直視し、高齢者だけでなく若いファミリー世帯などが共同して住み続けられる『住まいづくり』をすすめることが、今日的な緊急課題となっている。
■ 02年に、都が策定の住宅マスタープランの目標と、石原都政の実際に行っている施策展開とは、あまりにも落差がありすぎている。
■ (『住まい』の現状はどうなっているか)
*都営住宅の総戸数89934戸。他党派は「住宅戸数について、全体としてのストックは足りている」などとして、都営住宅の新規建設に反対している。
しかし、新築募集で50倍超、空き家募集でも30倍超、板橋では入居倍率200倍に。都営住宅の新規建設は都民の切実な要求に。
*一方、一定年数を経ている都営住宅では、エレベーターなどのバリアフリー化が絶対的に足りない。このままでは寝たきりの状況がさらに拡大。エレベーター設置の必要性が切実に。すぐにエレベーターが必要なだけできるという保障がないなかで、「即効性のある対応」が緊急かつ重要課題に。
*都営住宅によるシルバーピア対応の更なる充実を。実施戸数が4064戸。
住宅の供給主体は、都・区市町村、都市再生機構(旧公団)等でおこなわれ、「生活援助員」(LSA)または「管理人」(ワーデン)が配置されている。そして区市町村がおこなう在宅介護支援センター、介護保険施設または在宅介護事業者等の福祉サービスとの連携をはかっている。
既存都営住宅でのシルバーピア導入を積極的にはかることも重要。
この事例は、築30年を経過した公団高島平団地をはじめ「公団」団地などでは、シルバーピア事業そのものではないが、「高齢者優良賃貸住宅」事業があり、この制度に着目し拡充を。
シルバーピア事業では、都の先導的な役割が必要。
*板橋区立高齢者住宅(けやき苑)は、近年は、ほとんど補修、畳の取替えなどの手がほどこされていないという実態にあり、改善を要する。―――しかしながら、今後の高齢者の「住まい」のあり様についての手がかりを与えている。
*高島平団地などで、いま注目されている一つが、「高齢者むけ優良賃貸住宅供給助成事業」である。この「高優賃」は、バリアフリー構造など高齢者の身体機能に対応した良好な住環境を備えた賃貸住宅で、原則として60歳以上の高齢者を対象とし、家賃補助がある。例えば、高島平団地2DKで、月12万3千円以下の高齢者世帯では、5万800円〜5万5400円の家賃負担で、差額は国2分の1、公団2分の1を負担とされ、一般入居者の家賃と比較して、かなり低廉になっている。
補助率は「整備費補助:国3分の1、都・区市町村各6分の1。家賃補助:国2分の1、都・区市町村各4分の1」となっている。但し、都の要綱では「区市町村が補助事業主体となり」と記して都負担を回避しているが、東京都が補助をおこなってこそ、この事業は本格的に推進されていくものでありその実行を求めていくことが重要である。都の供給公社住宅でも導入を。「民間」でもできるというのがねらい。250戸(03年度末)にとどまっている。この促進には「都が補助にのりだすこと」が不可欠である。
この国の施策である高齢者優良賃貸住宅は、もともと「民間賃貸住宅」「都民・区民住宅」「都の供給公社」「公団」などを対象としており、都・区の重要事業として位置付けさせていくことが重要である。今後、都議会、区議会などでもとりあげるとともに世論を広げることが大切である。
*家賃面での負担軽減措置を若いファミリー世帯をも対象としたものとすること。この施策展開を、国会、都議会、区市町村議会でもねばり強くもとめていく。
*築30年余の高島平団地などで、若いファミリー世帯での家賃減免制度の創設を。親と同じ高島平団地内で生活しているケースが多くなっており、二世代のとりわけ子供ファミリー世帯にたいする家賃減額補助などが求められている。
■「階段式の団地にエレベーターを」は切実な願いである。その実現に全力を。
しかし、現実に上の階に住んでいる高齢者が外出しようと思っても下に降りること自体が容易ではない人に対して、すぐに打てる手立ては、「生活援助員」や、「管理人」の体制を内容の面でも、人数の上でも、しっかりと確立すること。、都営桐ヶ丘団地では「防災センター」がある。この拡充を。
どこの団地、街区などでも「詰め所」「センター」を配置させ、いつでも容易に連絡がとれる仕組みをつくる。
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