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ふるだて都議の議会質問
行政評価の結果について。
雨水ます。
看護専門学校のこと。
健康情報館のこと。
防災教育センターについて。
都立の土肥臨海学園の廃止の問題。
重点事業に関連して等々
2004/3/18
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| 古館委員 |
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それでは最初に、行政評価の結果についてお伺いしたいと思います。
今回、補助・助成に関する事務事業、普及啓発・人材育成などの都民サービス事業、公営企業における事業、この中で、補助・助成に関する事務事業への行政評価の選定基準ですが、補助・助成事業が全部で何事業あるのか、また、その中で、なぜ十八事業がこのように選定されたのか、この根拠と理由について、最初にお伺いしたいと思います。
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| 新行内参事 |
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まず、補助・助成事業の数でございますが、財務局の調べによりますと、十五年度予算ベースで七百三十三事業ございます。今回この補助・助成事業の中で十八事業を選んだ、その理由、根拠についてでございますが、先ほどもお答えしましたとおり、行政評価の対象事業は、各局の補助・助成事業の中から、都の果たすべき役割の検証が必要なものなどの問題意識を持ちまして事業を選びまして、各事業所管局と調整の上、知事本部で決定しておるところでございます。 |
| 古館委員 |
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これは先ほども質問があったということは、やっぱり同じように、共通の疑問というか、なぜ七百三十三事業があって、その中でこれらが選ばれているのかなと。
今、予算委員会でも大きな争点になっている一つでもあります、例えば社会福祉法人へのサービス推進事業だとか、そういうのは、これは公表するわけですよね、それから、広く都民なんかに意見を聞くという、むしろそういうような状況であればこそ、しっかりと都民にそういう意見も聞くという機会を与えるという点でも、私は選定の問題というのは非常に大事な問題だということだけ、最初に指摘をして、次に進みたいと思います。
この補助・助成に関する事務事業の中で、地下水の保全、つまり雨水の浸透ます設置補助について、これが私は非常に効果が大きいと思っているんですが、しかも継続すべきだと思いますが、これがなぜ抜本的に見直しなのか、お聞かせいただきたいと思います
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| 新行内参事 |
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評価票のナンバー5、二八ページ記載の、地下水保全、雨水浸透ます設置補助の事業でございますが、これは地下水の涵養と湧水の保全を図るため、雨水浸透ますの設置の推進によりまして健全な水循環を回復することを目的として、野川流域を中心に、雨水浸透ますの設置事業を行う区市町村に対して補助金を交付する事業でございます。
この事業は、平成二年度の事業開始から十年以上経過してございますが、雨水浸透ますの設置が湧水の涵養に与える効果の検証が行われていない、一方、多くの区市町村におきまして、一定規模以上の開発について雨水浸透ますの設置を指導要綱で義務づけられている、本事業以外においても雨水浸透ますの設置が進められている、こうした状況を踏まえまして、本事業のあり方を抜本的に見直す必要があると評価したものでございます。
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| 古館委員 |
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でも、第一次の評価、現場の評価は、まだ全体計画の半ばに来ているところだと。これは非常に今後とも着実に実施する必要があると。しかも、これは国も三分の一の補助をしている事業なわけですよね。私、板橋なんですけれども、板橋では古くから、雨水浸透ますの設置というのは力を入れてきました。なぜかというと、あそこは結構武蔵野自然林がまだ残っているところで、東京大仏ってご存じかと思いますが、そこのすぐ近くに、ずっと昔から、そんなにわあっという大きな水量じゃないのですが、不動の滝というのがあって、そこにちゃんと神社があるんです。その水が、大分前に、いっときかれるという状況が騒がれて、区議会でも取り上げられて、それで結局、近くの、大きな農家がありますので、そこの屋根と雨水を全部利用した、浸透ますというのをそこへつくったんですね。それからはずうっとその水が、そのことだけでよみがえったとは思いませんけれども、そのことで今、不動の滝がまだちゃんと滝として保存されている。そういうふうな状況なんです。
区の担当者に聞いても、板橋はこれで文化の大変な──板橋というのはわき水も多いところでありますので、その水循環という点でも、非常にこれはかけがえのないものだと。東京大仏のお寺さん、乗蓮寺というのですけど、そこも雨水の浸透ますをやってもらったり、隣に松月院という、何か有名なお寺さんもあるのですけれども、見次公園とか、そういう状況に対しても、きちっと浸透ますを置くことによって、自然環境、水循環ということに対しても非常に効果があって、これをやめないでもらいたいと。
ですから、ここでいっている、効果検証できればということですから、これは十分、私は板橋でも効果検証ができていると思いますけど、その点についてはやっぱり再考してもらいたいし、抜本見直しという形じゃなくて、継続というふうにしてもらいたいのですが、いかがでしょうか。
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| 新行内参事 |
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重ねてのお答えになりますが、先ほど述べましたとおり、この評価票三一ページに記載しておる理由によりまして、私どもといたしましては、事業効果の検証をした上で抜本的見直し、その事業のあり方について抜本的に見直す必要があるということで、評価をしておるところでございます。 |
| 古館委員 |
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今のお話おかしいんですよね。検証した上で抜本的に見直しちゃうって、検証してその効果があるというんだったら、見直す必要はなくて、継続すべきなんですよ。
ちょっとそれ、何回もやりとりしていたらまたあれなんで、これはやっぱりおかしな話ですから、ぜひ、そういう点でいえば、やっている区市町村に聞けば、その効果というのはわかるはずなんですよ。だから、そこの上に立った、やっぱり継続ということを、強く求めておきたいと思います。
その次に、看護専門学校のことであります。
この看護専門学校ですけれども、この点については、ここの評価でいいますと、受益者負担の見直しの検討と。看護学校は、現在十一を七つでしょうか、七校体制に再編整備するというところになっているんですね。ところが、それが今度は、受益者負担の見直しというのが出ていて、今までは、現行七万五千円だった授業料を、十一万三千円に上げたんですね。ところが、まだ国立の養成機関は十六万六千円だと。それに比べると依然として格差がある。民間はもっと高いから、それに、上にならせという形でやってきているわけですけれども、この問題についていいますと、本当に東京都立の看護、この学校の役割というのは極めて大きなものであります。
なぜこうしたことで、縮小に加えて授業料の連続値上げということになるのでしょうか。
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| 新行内参事 |
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ご指摘のナンバー23、看護専門学校の運営についてでございますが、現在、都内における看護職員の需要と養成数の格差が解消しつつありまして、長期的な視点から、都としては、看護専門学校の再編整備を進めているところでございます。
都立の看護専門学校の授業料につきましては、看護職員のこうした需給バランスの動向、奨学金制度の存在など、総合的に考える必要もあるかと思います。そうした点も踏まえまして、現状を見ますと、十五年度の授業料見直し後でも、都立が十一万三千円であるのに対し、国立の養成機関では十六万六千円、民間の養成機関の平均授業料では約三十七万円という大きな格差があることは問題でございまして、看護専門学校の運営に係る正確な行政コストを把握の上で、負担のあり方の検討を求めたものでございます。
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| 古館委員 |
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これだけやっていると、それこそ時間がなくなっちゃうんでね、だけども、この問題について都立が負っている役割、それは一般の東京都内にある民間の病院に対しても、ここで育った看護師さんがたくさん行っているんですよ。だから、国立だとかここはどうだとかというんじゃなくて──この間だって私のところに電話が来ました、知っている人からね。うちの娘、看護師やりたいといっている。お金がないのだけれども、聞いたら、都立の看護学校というのが、何とかうちだったら行かせられると思うので、案内パンフをくれないかと。だから、そういう意味での都立の役割というものを、もう一回着目をした、そういう点での──私はこれこそ、現場の事業局は着実実施なんですから、そういう方向でぜひ検討し直してもらいたい。
それから、健康情報館のことについてであります。
これは抜本見直しなのですが、館のあり方の見直しということでございます。この問題については、私は、健康情報館の抜本的見直しについては、今日のあのBSEの問題とかSARSのこと、鳥インフルエンザなどに対応した、むしろ充実発展、そういう方向への工夫した見直しということこそが極めて求められているのじゃないか。今の状況の中では、いよいよ切実なものになっているから、この点については本当にそういう前向きな見直しという形をするべきだというふうに思うのですが、いかがですか。
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| 新行内参事 |
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ナンバー25の健康情報館は、東京都健康プラザ「ハイジア」内にありました食と住まいの衛生コーナーを、平成十二年の七月、都庁第一本庁舎二階北側の都庁展示ホールへ移転した際に、局の広報機能も持たせたものでございます。 しかしながら、館の基本コンセプトが食と住まいから健康全般に至るまで幅広くなってしまったために、その明確さを欠きますし、また局の広報パネルやポスターなども、計画的な展示となっていないため、来館者にとって事業内容がわかりにくいものとなっております。そこで、今後の館のあり方につきまして、抜本的に見直すべきであるとしたものでございます。 なお、BSE問題あるいはSARS、鳥インフルエンザなど含めまして、時宜に応じた展示等の工夫につきましては、この評価を行う中で既に指摘しておるところでございます。
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| 古館委員 |
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抜本的見直しというと、縮小の方なんですか。そうじゃなくて、この問題もう一回ちょっと──抜本見直しというのだって、考え方にとっては違う側面がありますから、これはむしろそういうふうに今の現状に見合ったように発展させなさい、充実させなさいと、そういう抜本見直しのことでしょうか、いかがですか。 |
| 新行内参事 |
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ここの評価票に記載のとおり、館のあり方を見直すという意味での抜本的見直しでございまして、その中には、極端な話をすれば、やはり見直した結果、うまい運営ができないということであれば、それは廃止ということも含まれるものでございます。 |
| 古館委員 |
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結局は──あり方の見直しというから、本当に今のSARSであるとか鳥インフルエンザだとか、そういう意味でいえば、そういうことに対する都民の関心あるいは国民的な関心というのは物すごく強いものがあるわけでしょう。だったら、そういう方向などに対して、都民のそういう心配やらそういうことにこたえるというのが、本来のあり方なんで、どうも今の響きを聞いていると、でもやっぱりやめるんだという感じにしか聞こえないんですよ。
この問題については、本当に私たち自身は、どういうようなものに発展させるかということで、そういう発展的な見直しを、改めてこの問題でも強く求めておきたいと思います。
次に、防災教育センターについてなんですけれども、この防災教育センターは、今、私も実は今度の一般質問でさせてもらったのですけれども、いつ起こるかわからない、必ず起こるであろう首都直下型だとか、東海大地震、大規模地震に対応したものとして、私は拡充こそ求められる点であって、三館体制を精査して、それこそ縮小していくということではない。いかに都民の利用、そうしたこと、それから、都民が──今日的な長周期波の問題だってありますから、そういうことも新しく取り入れるとか、さまざまな形を工夫しながら、この三館体制というのは、やっぱりPRをしながら、それで、より現実に、生起してくるそういう問題に対してこたえていく、これが私は東京都としての責務だというふうに思うのですが、いかがですか。
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| 新行内参事 |
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ナンバー33の都民防災教育センターは、都民への防災知識の普及を目的としました常設の防災教育施設で、池袋と立川と本所の三カ所にございます。 都民に対する防災教育の成果を最大限上げるために、都民ニーズやその時々の課題に対応させていく必要があるという点につきましては、ご指摘を待つまでもなく、既に認識しておるところでございます。 しかし、都全体の中で各センターがどのような役割を果たすべきか明確になっておりませんので、現在の三館体制につき精査を行う必要があるという評価をしたものでございます。
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| 古館委員 |
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だから、明確になっていないんなら、問題点わかっているんなら、明確にするようにして、どのようにして都民のそういう防災意識というのを高めるかということで充実させていくというのが、本来のあり方じゃないですか。
私もこの間、静岡県の防災センターを見てきました。本当に工夫しているんですよ。展示がいつも同じだということじゃないんですね。例えば津波の体験があったり。それから、わあって思ったのは、木造でも、こういう建て方をすれば、地震が起こっても完全には倒れなくて、命は助かるよという、しかも、お金をかけない工法なんていうのが、ちゃんと実物がその建物の中にあって、こうすればいいとかですね。それから、介護のベッドがあって、どんなに地震が起こって家がつぶれても、自分の命だけは助かるような、ちゃんとそういうベッドが、こういうのは幾らぐらいでできますよとかというのが、その場その場にちゃんと置いてあって、しかも、いつも、子どもさんを初め一般の方も来られる。そういう点でいえば、工夫の仕方によって違うわけだし、それから防災意識の高揚という点でもこれは非常に大事なことだと思うんです。
したがって、この問題について、どうも今の話を聞いていると、やはり明確化を図る上で三館体制を見直していくのだという──明確化を図ればいいんです。図って、そのニーズ、都民が一番何を今地震の問題で求めているのかということにこたえるようなことで、これこそ私どもからいう見直しをぜひしていただきたいなと、このように思っているところです。
都立の土肥臨海学園の廃止の問題ですけれども、これも廃止含む抜本的な見直しというふうにいっています。都立の盲・ろう・養護学校の関係者、本人、父母、こうした声は当然聞いてほしいと思うんです。
この土肥の臨海学園は、余り使われてないというふうにいいますけれども、これは障害者にとってはかけがえのない施設なんです。ですから、この問題については、しかも、電話で聞きましたらば、社会教育関係の方も、食事抜きですけれども、一泊で行けば千六百円、学校行事で行けば、これは無料で泊まれるということにもなっているわけですね。
私は、こういう施設というのは、それこそ盲・ろう・養護学校の人たちにとってはかけがえのない施設ですから、この問題は、廃止を含む抜本的な見直しということではなくて、東京都が、教育庁と挙げてこの問題の利用について、どのようにして振興を図っていくのか、改めてそういう立場で考え直すべきだと思うのですが、いかがですか。
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| 新行内参事 |
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ナンバー36の都立土肥臨海学園でございますが、当臨海学園は、利用する児童生徒の障害の重度重複化が進む中で、遠隔地にある当施設の利用が困難になっている一方、近隣の施設における利用が進んでいることなどから、平成十四年度で見ますと、利用した学校は、全体の四〇・四%、年間利用率が三五・七%、部屋の稼働率で見ますと二一・八%と低くなっておる現状がございます。また、通年施設とは申しましても、五月から十一月以外の五カ月間の利用実績は全くない、こういう状況がございます。
そうした点を踏まえまして、今後の施設のあり方について、廃止を含めて抜本的に見直す必要があると評価したところでございます。
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| 古館委員 |
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これも何度も同じことをいうのですけれども、そういうような状況の中で、そういう障害者にとって、本当にかけがえのない施設なわけですね。しかも、海のところにあるというところにも意味があるんですよ。そうじゃなくて、これをなくしますよというふうなことが、本当に盲・ろう・養護学校の果たしている役割、なぜ臨海学園なのかという、そこの役割を含めて、だったら、どのようにしてそういう利用者をふやしていくのかということを検討することこそが望まれているということを求めておきたいと思います。 それで、ちょっと聞きたいのですけれども、廃止含め抜本的に見直しというのがあります。その中で、この評価が、廃止含め抜本見直しというのは、実際に廃止になったというのは、何事業中、幾つあるんでしょうか。
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| 新行内参事 |
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平成十三年度末及び平成十四年度末に行いました見直し状況調査によりますと、平成十一年度から十三年度までで、廃止または廃止を含む抜本的見直しとして二次評価を行った十七事業のうち、見直しが終了していない一事業を除きまして、十六事業について、事業の廃止または一部廃止が、この行政評価の結果に基づき着実に行われております。 |
| 古館委員 |
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つまり、ここでいう行政評価で廃止を含めた抜本見直しというと、ほとんど一〇〇%ですよね。なぜかというと、一つの事業といったって、これ、高尾自然博物館か何かでしょう。これだって廃止ですよ、東京都としては。だから、そうすると一〇〇%なんですよ。
やっぱり、何のための行政評価かという問題が問われているわけで、なくするための行政評価やっているんだったら、逆にいえば、これは行政評価といえないですね。ですから、その点では、この問題について、そうしたことをそれこそ抜本的見直しをしてもらいたいということをいいつつ、最後にこの問題については、今も私述べてまいりましたけれども、これまでの行政評価が、一次、二次の行革プランとか財政再建の推進プランの露払いの役割を果たしていると、こんなふうにしか、今のお話を聞いても、判断できないですね。どういうご見解をお持ちですか。
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| 新行内参事 |
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委員ご案内のとおり、私ども東京都におきましては、平成十五年七月発表の、都政の構造改革の視点と方向におきまして、新たな政策展開のための平成十六年度重点事業、第二次財政再建推進プラン、第二次都庁改革アクションプランを一体のものとして、都政の構造改革を推進していくというふうにしてございます。 この行政評価制度の実施におきましても、こうした都政の構造改革の一環として行っておるところでございます。
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| 古館委員 |
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今、抜本見直しとか廃止とかという形で、自治体からも、それから都民からも、本当に大事だと思われている部分も含めたものが、こういう形で見直されて、それで抜本的に見直しだとか廃止だとかって、これはそれこそ、私は改めてきっちりそうした検証をして、どのようにしたら都民から喜ばれる、そういう施設であり、サービスになるのかという、そういう角度で検討し直すことを強く求めて、次に質問を移りたいと思います。
次は、重点事業に関連して質問したいと思います。
第一号の品川区上大崎の三丁目地区の先行まちづくりプロジェクトについてでありますけれども、この問題は、私は昨年の十二月の総務委員会で質問いたしました。交通局の土地がなければ、あそこは先行まちづくりプロジェクトというのは成り立たない、そういうところであります。
共同事業者の一つである生命保険会社、相互住宅所有のアパートの居住者が、追い出しがあってはならないと、こういうふうに指摘をあのときしたんです。ところが、その質問をしたときのその前から、実はその手の専門業者といいますか、出ていってくださいという業者ですね、そこが相互住宅の依頼によって、幾ら幾ら上げますから、あなたは出てくださいという話が、私の質問のやられる前からそのことがもう既にやられているということが、その後に明らかになって、私もちょっと驚きました。
そこでお聞きしたいのですけれども、こうした問題に対して、事業を行う上で不可欠な敷地を交通局が所有しているのですから、民間事業者の住民対応についても、都は計画段階から積極的に関与をして、弱い立場の人の声が十分に届くようにすべきだと知事本部の担当者に私はそのとき伝えました。その後、どのようになっているでしょうか。
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| 岩井参事 |
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開発に伴います居住者への対応でございますけれども、これは開発に都が関与しているいないにかかわらず、適切な対応が行われなければならないというのは当然でございます。
当該地におきましても、相互住宅が、現在のお住まいの方々への対応といたしまして、立ち退きまで一年以上の猶予期間を設ける、あるいは補償料や移転料を提示する、あるいはさらに、希望者に対しては移転先の紹介なども行っておるということでございまして、適切な対応が行われているものというふうに考えてございます。
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| 古館委員 |
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いや、これは、私どもが質問したというのは、計画が明らかになった直近の委員会で私は質問しているんですよね。そこのところを私どもが調査に行ったら、ある生命保険会社が経営している相互住宅というアパートがある。そこには実際に居住者もいる、住んでいる。だから、そういうところの人たちが追い出しにならないようにすべきじゃないかということを、その発表になった一番直後の委員会で私は質問していったら、既にそのときに、あなたはもう残り少なくなっていますというような形でもって入っているわけですよね。
だから私は、東京都の土地が、最大級の土地があって、それがなかったら成り立たないと私さっきいいました。そういうところでこのようなことがやられるというのは、本当におかしな話だというふうに思っております。
私は、そういう意味での問題について、実は公営企業委員会で、交通局関連なんですけれども、先日この上大崎の先行まちづくりに関する陳情が出されて審議されたのですね。そこでこの問題を我が党の木村議員が、現に住んでいる人が住み続けられなくなるようなプロジェクトを推進するとは許されない、このようなことを指摘したことに対して、交通局はあくまでも民間の相互住宅の判断でやっていることだとの一点張りだったんですね。
今の答弁でも、適切な対応が行われていると、こんなような答弁をしております。こんなことを許していたら、本当に東京都が率先して都民を追い出しているというふうにいわれても仕方がないというふうに思うんです。その点についてはどのようにお考えですか。
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| 岩井参事 |
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東京の中でいろいろなまちづくりが行われているわけでございますけれども、そういったときに、やはり居住されている方に移転であるとか、転入される方もありますけれども、いろいろなことをお願いすることがあるわけでございます。そういう場合に、もちろん不当なことがあってはならないわけでございますし、居住者に対して適切な居住がなされなければならないということは当然でございます。
しかしながら、一度そこにお住まいになったからということで、ずっとそこに住み続けられなければならないとか、あるいはそれがずっと保障されなければいけないとか、そういったことではないのではないかというふうに思います。先行まちづくりでもそういうことだと思いますし、事実、私自身は、自分の意思だけでなく、さまざまな事情で移転を余儀なくされてきたということでもございます。そういったことでございます。
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| 古館委員 |
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私は、先行まちづくりの第一号として、そこに住んでいる、生活している人が、そこで引き続き生活を希望しているという場合、その住み続けられるような家賃と住環境を保障する、このことは私はむしろ率先して東京都がやるべきだというのが、私どもの考え方であります。こうしたことをこのプロジェクトの条件に東京都として加えるべきだ、このように思うのですが、改めてちょっと見解を聞きたいと思います。 |
| 岩井参事 |
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基本的には先ほどお答えしたとおりでございまして、もちろんそれぞれの方のご事情はございますけれども、そういったことで、必ず保障をされなければならないということでないというふうに思ってございますし、我々の社会生活をしている中で権利もございますし、義務もあるわけでございまして、あるいは公共の福祉の中でいろいろ協力なり協調もしていかなければならない、そういったことではないかというふうに考えてございます。 |
| 古館委員 |
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つまり今いったのは、東京都が土地があって、そこの土地を利用して再開発やるわけですよ。で、そこの民間住宅なんていうのは、その土地から見たら本当に何分の一というぐらいの土地です。だから、そこのところで、本当に東京都の土地があって初めて成り立つような再開発の中でやるんですから、東京都がそういう業者に対して、やっぱりそこに住んでいる人、その意向というのをどのように実現していくのかということは、最低条件としてきちんと条件に加えるべきだ。このことは、ちょっと今、全くそういうような意向がなかったのですが、私はぜひそのようにプロジェクトの条件に加えるべきだ、このことを強く求めておきたいと思っています。
この間のやりとりで、先行まちづくりプロジェクトというのが、一方では、そういうふうに今の都民、そこに住んでいる人を、はっきりいって追い出しをしていく。それで、民間のために東京都の土地を与えて、それで民間とそういう開発をしていくという点では、私はこれはやっぱり財界戦略そのものでしかないというふうにいわざるを得ないですね。
実は、財界の考え方なんですけれども、石原さんが知事になったのが一九九九年ですけれども、一九九八年に経団連が報告書、新東京圏の創造というのを出しておりまして、これは何で出したかというと、首都機能の移転の問題がある、経済界としては、首都機能移転がどうであっても、東京圏というのは非常に重要なところだと。なぜ重要かというと、大競争時代において東京圏が繁栄しなければ、日本の繁栄はない。東京圏は、日本経済の重要な結節点であって、世界から東京圏が取り残されることは、日本経済の存在自体がなくなってしまう。だから、経済界は困るんだ。
そのことでどういうふうにしたかというと、政策を変えたんですね。今までは、なるべく地方の方にという計画を、今度は一挙に東京圏に集中した。これが実は東京構想二〇〇〇の中にも反映されたんですね。実は東京圏をめぐる現状というのが新東京圏の創造の中にも書かれています。この中では、文明史的観点から見れば、どこかで聞いたような言葉ですけれども、発展のピークは過ぎたんだけれども、東京圏への集中を抑制したのを改めなきゃいけない、こういう認識にならなきゃいけないということを強調して、新しい変化を東京圏から起こすんだと。
その後の年に出されてきたのが、やはり日本経団連の都市再生への提言というところで、未利用地を有効利用するためには、どんどん規制緩和しなきゃならない。例えば、明電舎というところを私も見てきましたけれども、緊急整備地域、だから、もう何百%でもいいですよというようなことに変えなきゃいけない。そのとおり、今なってきているんですね。多様なニーズにこたえる土地利用ということで、土地がどんどんできるようにしなさい、地方公共団体はといって、わざわざ地方公共団体に高層住居誘導地区を積極的に指定するなど生活空間誘導策を講じるべきである、さらに、借家の質の向上を図るために定期借家権を導入することが不可欠だと。つまり、東村山の話ですね。
これも、実は、だれがいっているかといったら、財界がまずこういうことを求めているんですね。自治体に対して注文をつけまして、そういうために、自治体の中心的役割は土地を何とかすることなんだということまで、この日本経団連の主張ではいっているわけですね。
だから、これはだれのためのまちづくりかといったら、都民じゃないんですよ、財界のためのまちづくりでしかないんだ。私は、そういう方向こそ根本的に切りかえて、地方自治体が生きる、都民が主役の、そういうまちづくりへと転換することを強く求めたいと思っていますけれども、最後に、本部長、ありましたら、ご答弁いただきたいと思います。
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| 前川知事本部長 |
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何度もお話を申し上げているわけでありますが、二点ほど指摘させていただきたいと思います。
一つは、都市の更新と、それから住民福祉とが対立するというものでは、これはないと。例えば、良質な住宅の供給であるとか、あるいは環境の改善であるとか、そういったことを進めるためにも都市の更新が必要な場合もあると、これはもう当たり前であろうと思います。
それから、今、基本的に、経済界のお話がございましたけれども、社会の見方が少し私どもと、大変恐縮ですが、違うのかなという気がしております。私どもは、この社会というのはいろいろな、いわば多元的な世界であって、経済もあれば、政治もあれば、あるいは地域福祉もあれば、いろいろな要素で成り立っていて、それぞれ多元的なプレーヤーがいわばいろいろなゲームをしているわけであります。その中で、どういう形で社会全体の利益を実現していくか、それがまさに行政の役割であろうと私どもは考えております。
たまたま経済界がおっしゃった中で、今引用があった中で、東京集中は悪ではないとか、あるいは規制緩和が必要であるとか、そういったところは私どもも経済界と、あるいは意見が一致するかもしれませんけれども、そのほか、逆に今度は、環境規制の強化であったり、あるいは行政の役割の強化であったりとか、そういった点では対立する場合も当然あるのでありまして、そういった、いわば総合的な観点から行政を進めていきたいと、こういうふうに考えております。
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| 古館委員 |
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私たちは今の見解に対して、やっぱりそうじゃなくて、主役は住民というふうになっていなくて、財界が、今いったように、くしくも、それは意識してそういうことがやられているということと、そうじゃないという部分もあるかもしれませんけれども、流れは全く一致しているんだということだけ指摘して終わりにしたいと思います。以上です。 |