【都議会】里吉ゆみ都議が代表質問/東京五輪、築地再開発など

日本共産党の里吉ゆみ東京都議は11日の都議会代表質問で、築地市場跡地(中央区)を民間主導で国際会議場展示場などに再開発する都の方針について、小池百合子知事の「築地は守る」公約違反を批判し、都民と市場関係者、築地場外市場から歓迎される街づくりを進めるよう迫りました。

質問する里吉都議=11日、東京都議会(「しんぶん赤旗」提供)

里吉都議は、2017年6月の「築地は守る」「市場機能を確保」という約束が今年3月の再開発方針では消えたにもかかわらず、小池知事が方針転換を認めていないことを批判。

方針素案に202件の公募意見が寄せられたことを示し、「すべてに目を通したのか」と知事をただしました。

さらに、「市場関係者に対する公約を守るべきだ」「市場再整備を」という公募意見が70件以上も寄せられたと指摘。
「これらの声をどう受け止めたのか」と迫りました。

小池知事は公募意見について「資料とともに局から詳しく報告を受けている」という答弁しかできませんでした。

里吉都議はまた、豊洲市場(江東区)で市場業者が荷物用エレベータの扉に挟まれ死亡した事故について、原因はエレベーター扉の危険な構造にあると指摘。
市場関係者や専門家を交え、抜本的な再発防止策を検討・実施するよう求めました。

平和・福祉~飛躍の五輪へ

里吉ゆみ都議は11日の都議会本会議で、来年の東京オリンピック・パラリンピック大会を、平和の祭典として成功させるとともに、貧困・格差の解消など国連の持続可能な開発目標(SDGs)実現への跳躍台とすべきだと述べ、小池百合子知事の認識をただしました。

里吉都議は、大会を「都民の暮らし・福祉充実の中で迎えることがとりわけ大事だ」と強調。
これからつくる長期計画で、都政のあらゆる分野で、高齢者、障害者、女性、子ども、若者、社会的に不利な立場にある人たちを、誰一人取り残さない具体的な目標と行動計画を明らかにするよう求めました。

里吉都議はまた、小池知事がこれまで「戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和の大切さを伝えていく」「東京から世界の恒久平和実現への力強いメッセージを発信する」と述べてきたことをあげ、大会を平和の祭典として成功させる決意とどう具体化するかを質問しました。

小池知事は「オリンピック憲章では平和な社会の推進がうたわれており、都としては大会を成功させ、民族や国境を越えた平和の祭典として次世代に引き継ぐことが重要であると認識している」と答弁しました。

里吉都議は、大会を機に、東京大空襲の悲惨な記憶、史実を次の世代に語り継ぐために、凍結状態となっている都の平和祈念館の建設に向け、全会派の議員が力を合わせて取り組むことを呼びかけました。

(2018年6月13日付「しんぶん赤旗」より)