住民の願い掲げ各地で奮闘 東村山 住民運動とともに前進

2新人含み2議席増
 東村山市長選と同市議会議員選が21日投開票されました。日本共産党は25人の定数に31人が立候補する大激戦の市議議選で、5人全員当選しました。共産党は現有3議席から2議席増の躍進に向け、新人2人を含む5人の候補者をたてて奮闘しました。
 現職の渡辺尚市長が「私と志を同じにする自民・公明の候補者の全員当選を」と訴えるなど、激しい党派間選挙になりました。
 小松恭子元都議が共産党推薦で市長選に挑み、「市民の願いが届く市政」を訴えました。告示3日前の出馬表明にもかかわらず、現職候補との得票差を1万3000票余りにまで猛追。渡辺市政に対する不満が市民の中にまん延していることが浮き彫りになりました。
 小松候補は市長選の結果を受け「私への票は市長への批判票と受け止めている。市民の要求実現のために、これからもやることはたくさんある」と切り出し「自民党も全員当選したため、共産党は頑張らなくてはいけない。いよいよ市議団は5人だ。議会でガンガン論戦を張って欲しい」と述べました。
 4期目を迎える山口みよ氏(72)は「対話がどんどん進んだ選挙戦だった。『就学前までの認可保育園を5年もつくっていないの』とか、『98憶円も基金をため込んでいるのか』と話題になった」と振り返り「自民党も増えたけれど、共産党の5人の力はすごい。追及の手を緩めず、公約実現に向けて草の根の運動をさらに広げたい」と決意を語りました。
 さとう直子(61)、渡辺みのる(33)、浅見みどり(45)、山田たか子(42)の各氏らも決意を語り、喜びを分かち合いました。

御蔵島村:共産党への期待強く初の2議席、占有率33%
 東京から南へ200キロ、伊豆諸島に属する御蔵島村議選(定数6)で、共産党は初めて2議席に挑戦。6期務めた黒田正道さん(63)と初挑戦の新人、砂原奈美子さん(47)が当選を果たし、共産党の占有率は33.3%へと躍進しました。
 御蔵島村は人口が320人ほどのちいさな村です。共産党の2人擁立で、前回に続く無投票選挙を回避。ポスターを張り出す候補者がいない島の選挙戦も、共産党の2人が積極的に掲示しました。
 1人800枚使用できる選挙ハガキも有効的に活用。黒田さんは、経歴や実績、公約などを示した6種類の選挙ハガキをつくって連日送り、全有権者を視野に精力的な宣伝活動を展開しました。
 黒田さんは「これまでの共産党の実績が力になっているのではないか。消費税増税への怒りや“安倍政治はもうイヤだ”という批判の声も強く感じる」と話しています。支援者からは「島外出身者が多くなっていることもあり、古い関係にとらわれずに投票する人が増えているようだ」との声も聞かれました。
 共産党はこれまで、中学生までの医療費無料化や島外の高校へ通う子どもたちへの就学援助、産院がないため多額の費用がかかる出産への祝い金支給の実現など、島民の福祉やくらしを守って“住みやすい御蔵島村を”と一貫して奮闘してきました。
 砂原さんはこの間、高齢者の福祉サービスの向上に取り組んできた島の貴重な介護福祉士です。今後、高齢者の在宅生活支援などが大きな課題となってくることが予想され、砂原さんへの期待の声もあがっていました。
 黒田さんは「これからは議案提案権を大いに生かし、島の航路を安定させるための港の整備や、高齢者福祉、増える子どもたちへの保育体制の充実など、島民の福祉と暮らしを守るために頑張りたい」と決意を語っています。

目黒区:共産5議席回復 自民は5人落選
 目黒区議選(定数36)では、石川恭子、岩崎ふみひろ、松嶋祐一郎=以上現=、斉藤優子、芋川ゆうき=以上新=の5人全員が当選し、前回獲得した5議席を回復しました。星見てい子氏が区議を辞職し都議になったため、改選時は4議席でした。
 自民党は5人が落選し、前回当選の13議席から3減の10議席にとどまりました。6議席の公明党とあわせても16議席で、自公は議会定数の過半数を割りました。
 日本共産党は今回の選挙で、10月の消費税増税をストップすること、高すぎる国保料の大幅引き下げを行うことを争点として訴え。区政では、過去最高の206億円ものためこみ金(財政調整基金)が、住民犠牲によるものであることを告発。安倍政権下の経済低迷で区民生活に困難がひろがる中、ためこみ金は区民のくらしにこそ活用すべきだと訴えました。
 この訴えは、区民の間に急速に浸透し、自民党は「消費税増税はもう決まったこと」「高すぎる国保料は値下げを希望するが、国が決めることで区に権限はない」などの弁明に追い込まれました。
 共産党目黒地区委員会は選挙結果を受けて談話を発表。「自民・公明が議会定数の過半数を失ったことは、新しい議会で住民要求実現に道をひらく大きな変化です」と強調。「他の政党・議員と一致点での共闘をひろげ、学校給食の無償化、国民健康保険料の子どもの負担ゼロ、介護・保育職員の待遇改善で安心できる福祉、LGBT差別をなくす条例の制定など、掲げた公約の実現に全力をつくす」としています。

全員当選に喜びの声
 日本共産党は5区15市2町1村で全員当選を果たしました。

東久留米市:自公は過半数獲得できず
 5人はみ出しの激戦となった東久留米市議選(定数22)で、日本共産党は合計で7457票を獲得。現職3人、新人1人の全員当選を果たしました。立憲民主党2人、社民党1人、無所属5人が当選。一方、自民公認と自民系無所属候補は5人、公明党5人が当選しましたが、過半数割れとなりました。
 当選した共産党候補は現職の村山順次郎(39)、永田まさ子(51)=いずれも3期目=、北村りゅうた(31)=2期目=の3氏と新人のかもしだ芳美氏(35)。かもしださんは、1月に第3子を出産して選挙に臨みました。出産前後は「ただいま本人産休中です」とのポスターを掲げて、勇退する篠原重信さんや支援者らが宣伝し、注目を集めました。
 共産党は5つの公立保育園をすべて廃止する自民・公明市政の計画を大争点に押し上げ、「園庭やプールのない民間小規模保育施設の保育活動をサポートしている公立保育園を守り認可園を増やして待機児童ゼロの実現を」と訴え、共感を広げました。

狛江市:5議席を回復
 このうち、狛江市議選(22)では、セクハラ問題で辞職後の前回市長選に立候補した田中とも子さんを含め、岡村しん(3期目)、宮坂良子(4期目)、西村あつ子(6期目)、鈴木えつお(10期目)の5人全員が当選。5議席を回復しました。

稲城市:過去最高票を獲得
 稲城市では市議選としては過去最高の3887票を獲得し、新人の田島きく子さん(64)、現職の岡田まなぶさん(49)、山岸太一さん(40)が3人そろって当選を果たし、現有2議席から3議席に前進しました。