【狛江市長選】ハラスメント根絶、災害死者・待機児・孤立死ゼロめざす/田中とも子候補が公開討論で表明

狛江市長選 あす告示

高橋都彦(くにひこ)前市 長が市職員に対するセクハラ 事件で辞職したのに伴う東京 都狛江市長選が15日告示(22日投開票)されます。

市長選は、セクハラを一貫して追及してきた「ともに狛江市民の会」の田中とも子氏(60)=日本共産党、社民党、生活者ネット、新社会党、自由党都連、緑推薦=と、前市長を支えかばった自民党、公明党が擁立した元副市長の松原俊雄氏(66)との一騎打ちの見込みです。

立候補予定者の公開討論会で発言する田中氏=12日、東京都狛江市(「しんぶん赤旗」提供)
12日には公開討論会(狛江青年会議所主催)が開かれ、田中、松原両氏が意見を交わしました。

田中氏は「ハラスメントを根絶し、失われた市政への信頼を取り戻す」と強調。
専門家を入れた第三者委員会の設置や、全職員の無記名アンケートなどを提唱し、「市民参 加でセクハラの再発防止策を確立する」と述べました。

さらに、前市政で暮らしを守る施策や市民参加が後退したことを指摘し、「災害死者ゼロ・待機児ゼロ・孤立死ゼロ」に取り組むと表明しました。

松原氏は、矢野裕·元市長を副市長として支えたとして、「情報公開と参加、協働は矢野市長がリーダーシップを取った」と発言。

一方、矢野市政を「空白の16年間」と攻撃する自公の推薦を受けたこととの矛盾については、言及を避けました。

市長選では、市民共同の力による田中氏の勝利で、セクハラを根絶し、市民本位のまともな市政を取り戻すのか、自公による古い市政の流れを継続するのかが、鋭く問われます。
田中氏は連日、市民とともに街頭に立ち、市政の刷新を訴えています。

松原氏も街頭宣伝や有力者回りを開始するなど、大激戦の様相です。

(2018年7月14日付「しんぶん赤旗」より)