5野党1会派が緊急大街宣 「安倍政権 もう終わりに」

日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社民党、自由党、無所属の会の5野党1会派の書記局長・幹事長らは24日、東京・有楽町で「野党合同緊急大街宣 #いい加減にしろ0524」を行いました。森友・加計疑惑などの真相究明に背をむける「安倍政権をもうおわりにしよう」との訴えに、仕事帰りの人びとが次々と足を止め、耳を傾けました。

聴衆の声援に応える(左から)国民・泉、無所属・大串、共産・小池、立民・福山、自由・玉城、社民・吉川、立民、辻元の各氏=24日、東京・有楽町駅前
日本共産党の小池晃書記局長は加計疑惑をめぐり、「誰がうそをついているのか、もう論証の段階ではない」と強調。

「岩盤規制を突破すると言って穴をあけ、加計学園だけが通り抜けたらすぐに穴をふさぐ。こんなことは到底許されない」と批判しました。

「野党はモリ・カケばかりこだわって、大きなことができない」との自民党の批判に対し、「モリ・カケ一つ解明できない与党こそ、大きなことなどできない」と反論すると、聴衆から「そうだ」と声援が起こりました。

小池書記局長は、「真相究明にふたをし、悪法を強行採決しようとしている」とし、「働き方改革」一括法案の「高度プロフェッショナル制度」について、労働時間規制をなくす「過労死促進法そのものだ」と批判。

「われわれ野党の後ろには多くの国民がいる」「野党は、疑惑に対しては徹底究明、法案に対しては徹底審議を貫く」と決意表明しました。

国民民主党の泉健太国対委員長は「立憲野党として紹介していただき、感謝します。力を合わせて安倍政権を倒す」と発言。

社民党の吉川元・幹事長は「安倍政権はまだ隠しているものがある。野党の思いはひとつ」と強調しました。

自由党の玉城デニー幹事長は「国民は安倍政治のうそを見逃していない。野党が正義を貫く力になる」と強調。

無所属の会の大串博志幹事長は「平気で嘘をつき、強行採決を行う安倍首相が膿そのものだ」と批判し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は「モリ・カケは小さな問題ではない。この国の根幹を揺るがす大問題だ。力を合わせてがんばりたい」と呼びかけました。

立憲民主党の辻元清美国対委員長が司会をつとめました。

(2018年5月25日付「しんぶん赤旗」より)