いま豊洲市場をめぐる問題で、東京の食の安全が大きく揺らいでいます。
豊洲市場予定地は長年のガス工場操業により高濃度に汚染された場所。石炭を原料とした都市ガス製造をおこなっていました。08年には環境基準の4万3千倍ものベンゼン(発がん性物質)が検出されました。
豊洲市場予定地の汚染対策として、当時の都政は安全確保のために、「汚染土壌の完全除去」「盛り土で遮断」の2つを都民に約束をしましたが…
「860億円もの土壌汚染対策を施しながら、未だ(無害化の)約束を守れていない」と都知事も表明。
主要な建物の地下に「盛り土」がないことが判明。有害物質が地上部分に漏れ出る危険性が指摘されています。
築地の老朽化は必要な対策を。
築地市場は開場80年、有害物質による食品汚染の問題も食中毒もおこしていません。築地ブランドを次の世代へ。
築地市場で出た有害物質は、ごく局所的な低濃度のものです。築地の安全性は80年の歴史が証明しています。
一方、豊洲市場予定地では、土壌対策を施した現在も、環境基準の100倍ものベンゼンや猛毒のシアンが検出されています。
都民の命と健康はお金にかえられません。
そのうえ豊洲市場予定地は、汚染対策で今後ますますお金がかかると言われています。
年間の赤字が140億円、60年間の累積赤字は1兆円を超えるとの指摘もあります。
自民党・公明党
豊洲新市場に移転
都民ファーストの会
豊洲移転、築地再開発