党派超え応援、感動の連続 力合わせ憲法守り抜く

衆院選で再選 宮本徹氏インタビュー
 衆院選(10月22日投開票)では、日本共産党の議席は後退しましたが、安倍暴走政治を止める共闘勢力全体としては、議席を大きく伸ばしました。その原動力となったのが「市民と野党の共闘」です。共同候補の一人として奮闘し、選挙区の議席には届かなかったものの、比例で当選を果たした日本共産党の宮本徹氏(2期目)に、選挙戦を振り返ってもらいました。
 市民と野党の共同候補である私を勝たせようと、これまで経験したことのない党派を超えた多くの方のご支援をいただき、感動の連続でした。本当に感謝しています。
 選挙区にある5市のうち東久留米、清瀬、東村山3市にできた市民連合の方、元民主党の20区支部長で市議の方をはじめ、無所属市議の方たちが自らのたたかいとして共同候補である私を「我が候補」として取り組んでくれました。選挙公報やはがき・ビラにも、推薦人として名前を連ねていただきました。
 街頭でも応援演説に立ってくれて、「なぜ共産党員でもない私が共産党を応援するのか」ということを訴えてくれました。終盤、比例東京ブロックで共産党が厳しいという報道が流れると、無所属議員や市民の中には「野党共闘のためには共産党こそ伸びないといけない」と、「比例は共産党に」と訴える方も出てきました。選挙後開かれたご苦労さん会では、約半数が共産党外の人でした。私が比例で復活当選したことを、とても喜んでくれました。
 市民連合のメンバーで市議選では他会派の候補を応援している方からは、今後に向けて懇談の席をぜひ設けてほしいという要望もいただきました。「今回は選挙区では届かなかったが、自民党を倒すたたかいはこれから。みんなで宮本さんを押し出していこう」という市民もいて、これからどうするかで大いに盛り上がりました。無所属市議の方からは、「私は所属政党がないから、国政問題では宮本さんの議席を使いたおさせてもらいます」と言われました。生活者ネットの市議の方は「生活者ネット出身の議員と合わせて二人の議員を当選させた思い。私たちの要望も国会で取り上げてください」という要望もありました。
 選挙をたたかう中で信頼関係が深まったことを実感しています。「共闘の議席」として働かないといけない、という思いを強くしているところです。同時に共闘を進める中で、共産党の議席をどう伸ばすかという新しい課題も見えてきました。大いに探求していきたいと思います。

政治転換力合わせ
 選挙をともにたたかった市民のみなさんの中には、憲法改悪への危機感が広がっています。「憲法9条は絶対に変えさせない」「『森友・加計疑惑』の幕引きは許さない」という決意を、みなさん新たにしています。
 憲法9条を守るたたかいはまさに正念場。消費税増税をやめさせるたたかいも山場を迎えます。外環道の建設中止や米軍横田基地へのオスプレイ配備撤回など、これまで住民のみなさんとともに取り組んできた東京の課題もあります。
 衆院選で培った「市民と野党の共闘」の財産は、必ず今後のたたかいに生きてくると確信しています。市民と野党が力を合わせれば、悪政を止める大きな力となります。憲法違反の安保法制は廃止し、憲法を守り抜き、社会保障優先の政治転換へ、引き続き力を合わせて頑張ります。
(聞き手・長沢宏幸)