《杉並区・原田あきら候補》宝の議席必ずバトンタッチを/小池書記局長が訴え

聴衆の声援に手を上げてこたえる(右から)吉田信夫都議、池田佳代子氏、原田あきら都議候補、小池晃書記局長=11日、東京都杉並区
聴衆の声援に手を上げてこたえる(右から)吉田信夫都議、池田佳代子氏、原田あきら都議候補、小池晃書記局長=11日、東京都杉並区

各党が火花を散らす東京都議選(23日告示、7月2日投票)で日本共産党の小池晃書記局長は11日、杉並区(定数6)で原田あきら候補の勝利を訴えました。小池氏が、勇退する吉田信都議の議席を原田候補に必ずバトンタッチし、新しい都政の実現をと訴えると、聴衆から熱い拍手が送られました。

杉並区の阿佐ヶ谷駅前には「あきら」「頑張れ」と書いたプラカードが並び、翻訳家の池田佳代子さんが応援演説しました。

吉田都議は、築地市場の豊洲新市場への移転問題で「自民党、公明党を許すわけにはいかない。原田さんを必ず勝たせていただきたい」と訴えました。

原田候補は「憲法改悪の企みを、安倍自公政権もろともに打ち砕く歴史的な選挙でたたかえる誇りを実感している」と述べ、吉田都議の議席を受け継ぐ決意を表明しました。

小池氏は、安倍首相が狙う9条改憲をめぐり、自民党の下村博文幹事長代行が「都議選で勝たなければ憲法改正に大きく影響する」と発言したことを上げ、「原田さんの勝利で9条を変える企みをこっぱみじんにしよう」と訴えると、「そうだ」の声がかかりました。

さらに、原田候補が区議として区民の生活を守る論戦をリードしてきた実績にふれ、「吉田さんの大事な議席を引き継ぐのにこれほどふさわしい候補者はいない」と強調し、勝利を呼びかけました。

(しんぶん赤旗」2017年6月13日付より)