豊洲移転 狙いは築地再開発
ネット番組「智子の部屋」 中澤東京市場労組委員長招き対談

 

日本共産党の田村智子副委員長・参院議員は10日放送のインターネット番組「たむら智子の部屋」に中澤誠東京市場労組委員長を招き、「豊洲移転はきっぱり中止! 築地でええじゃないか」のテーマで対談しました。

築地市場から豊洲市場への移転反対運動を2006年から続けてきた中澤氏は、豊洲の施設に地下空間が見つかったことについて「(築地市場の)みんな怒っています。10年間、東京都は事あるごとに『盛り土があるから(豊洲は)大丈夫』と説明してきたから」と話します。

田村氏は、石原慎太郎都知事(当時)が銀座の隣の一等地である築地に東京五輪のメディアセンター建設を打ち出し、市場移転後に再開発しようとしたと説明。中澤氏は当時、2000人規模のデモをするなど「反対の声がうわっと起きた」と振り返りました。

自民・公明両党の主導で豊洲への移転計画はどんどん進みました。中澤氏は、豊洲の土壌汚染について東京都へ工場跡地を売却した東京ガスが一度処理し、さらに東京都が処理したにもかかわらずまた汚染が見つかったと指摘。「ここで移転計画を止めておけば、という機会は何回もあった。これが最後のチャンスです。築地を壊しちゃったら戻れないんだから」と強調しました。

田村氏が豊洲移転に一貫して反対してきたのが日本共産党都議団だと述べると、中澤氏は「資本が暴走している。世の中が階級化している。そんなときこそ出番です」とエールを送り、「(築地市場の)みんな黙って応援してくれているみたい。共産党が気遣って対応してくれていたのをみんな結構見ていた」と明かしました。

(「しんぶん赤旗」2017年5月12日付より)