小池知事“費用増大 移転延期の一因”

代表質問する、あぜ上三和子都議=2月28日、東京都議会

日本共産党の、あぜ上三和子東京都議は2月28日の都議会本会議で代表質問に立ち、共産党都議団が一貫して追及してきた豊洲新市場予定地(江東区)の土地購入をめぐる疑惑や、同市場の整備費高騰などの問題を取り上げ、小池百合子知事に徹底調査と移転中止を含む抜本的な見直しを求めました。小池知事は、整備費高騰が築地市場(中央区)の「移転延期を決断した理由の一つ」だと答え、検証・調査を進めると述べました。


あぜ上氏は新市場の主要3施設工事の予定価格が、1回目の入札が不調となったあとに1・6倍に跳ね上がったことは納得できないと批判し、「談合や利権の介在はなかったのかを明らかにすることは公金執行者としての都の責務だ。真相を厳しく調査していただきたい」と迫りました。

小池知事は「人件費や資材価格の高騰があったとはいえ、当初の予定額から大きく増加しており、そのことも移転延期を決断した理由の一つだ」と答弁。費用増大について検証し、入札契約制度の見直しを検討していると述べました。

あぜ上氏は、都が東京ガス豊洲工場跡地を購入する際、都は土壌汚染がないものと鑑定して購入し、汚染原因者の東京ガスに責任を問わないとする協定を結んだ問題について質問。協定によって本来東京ガスが負担すべき土壌汚染対策費860億円のうち都が782億円も肩代わりすることになった経過の真相究明を求めました。

小池知事は「土地の取得にかかる事実関係や責任を都民に明らかにする必要がある」と表明。土地取得の経緯を精査し、土地鑑定や東京ガスを免責した問題などについて事実関係の解明、証拠の収集を進めていると述べました。

(「しんぶん赤旗」2017年3月2日付より)