区民を守る防波堤に
荒川区長選・もぎ氏決意

2016年10月19日 ,
決意を語る、もぎ正道区長候補(中央)=12日、東京都荒川区
決意を語る、もぎ正道区長候補(中央)=12日、東京都荒川区

30日告示

東京都荒川区長選(30日告示、11月6日投票)で、「明るい革新区政をつくる会」から立候補を表明した日本共産党荒川地区委員会副委員長の、もぎ正道(まさみち)候補(62)=無所属新、共産党推薦=は12日、区内で開かれた記者会見で「憲法と平和を守り、安倍政権の暴走から区民を守る区政を実現するために奮闘します」と決意を述べました。

もぎ氏は、介護保険料の負担軽減や認可保育園の増設、大型開発の見直し、区内の中小企業支援などの公約を発表。269億円の区のためこみ金を活用して「子どもからお年寄りまで安心して住み続けられる区政に転換します」と語りました。

もぎ氏は、母親を介護するなかで、ベッドから落ちて骨折した母親を病院に運ぶなどの苦労をした経験を紹介。「今でも老老介護などで、痛ましい事件が起きている。国の制度改悪で介護難民をつくることは許されない。区政が区民の防波堤となることを、区長選で訴え、実現したい」と話しました。

同会の豊田佳二代表は「安心・安全に暮らせる荒川区をめざして、会を構成する各団体からさまざまな要求が出され、政策なども検討した結果、もぎ氏を擁立することになりました」と経緯を報告しました。

区長選には、もぎ氏のほかに、現職の西川太一郎氏(74)=無所属=が立候補を表明しています。

(「しんぶん赤旗」2016年10月16日付より)