予算委では辰巳氏

反対討論に立つ吉良よし子議員=11日、参院本会議(「しんぶん赤旗」提供)
反対討論に立つ吉良よし子議員=11
日、参院本会議(「しんぶん赤旗」
提供)

2016年度第2次補正予算が11日の参院本会議で自民、公明、維新各党などの賛成多数で可決・成立しました。日本共産党と、民進、生活、社民各党などは反対しました。

同予算の規模は一般会計ベースで約4・1兆円。討論に立った吉良よし子議員は「本予算案は、国民の暮らしの立て直しに役立たないばかりか、財政再建を困難にする」と批判しました。

吉良氏は、同予算は▽効果の薄い低所得者向け臨時給付金に3700億円かける一方、働く人が切実に求める賃上げや残業規制は後景に追いやられている▽リニア新幹線の開業前倒しなど新規大型開発事業に大盤振る舞いし、財政・金融を再建困難に追い込みかねない▽軍事費は、次年度以降の歳出化経費の前倒しであり、経済対策に名を借りた軍事費の先取りは許せない―などとして、「政治が果たすべき役割は、賃上げや社会保障の充実など、国民の懐を直接助ける予算を組むことだ」と強調しました。

吉良氏は、震災復興・災害対応に関する部分については「予算措置は当然だ」とし、被災自治体への支援と被災者生活再建支援金の増額を要望。輸入米の売買同時入札(SBS)価格偽装問題の国会での実態解明と、環太平洋連携協定(TPP)批准断念、国の計画から築地市場の豊洲新市場への移転計画を外すことも求めました。安倍政権ぐるみとも言うべき白紙領収書の問題について「国民の大きな怒りを呼んでいる」と批判しました。

7月の参院選で野党統一候補として当選した民進党の宮沢由佳議員は「(補正予算で打ち出された)経済対策はアベノミクスの失敗を覆い隠すものだ」と指摘し、反対しました。

本会議に先立ち、予算委員会では共産党の辰巳孝太郎議員が反対討論に立ちました。

 

(「しんぶん赤旗」2016年10月12日付より)