《都議会》待機児童解消求める8万人請願
自公など反対し不採択

2016年3月26日 ,

共産党は採択主張

 東京都議会は25日開いた最終本会議で、東京の保育園の待機児童解消と保育の質の向上を求める請願を日本共産党の賛成、自民党、公明党、民主党、維新の党、かがやけ、生活者ネット、東京維新の会などの反対で不採択にしました。

 請願は「公的保育・福祉を守る東京実行委員会」(橋本宏子代表)が昨年12月、8万2000人余の署名を添えて提出。▽認可保育園の建設のため、都有地などの土地提供を積極的に行う ▽定員を増やす公立保育園に対し、改築費補助制度の創設▽民間の保育施設で働く保育士の処遇改善のため、補助制度を拡充するーことなどを求めたもの。

 請願を審議した都議会厚生委員会(2月15日)で、日本共産党のあぜ上三和子議員は、東京の保育園の待機児童数は全国最多という深刻な状況を示し、請願を採択するよう主張しました。

(「しんぶん赤旗」2016年3月26日付より)