横田にもどこにもオスプレイいらぬ

東京都福生市で17日、地域住民や市民団体による米軍横田基地(福生市など5市1町)の撤去を求める座り込み行動が行われました。74回目の今回は、過去最多の250人が参加し、横田基地へのCV22オスプレイ配備と安倍自公政権の「戦争法案」に怒りの声を上げました。

「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表があいさつし、「危険なオスプレイは日本に配備するな、横田はもちろん日本のどこにも配備してはいけない」と呼びかけました。高橋氏は、横田基地へのCV22オスプレイの配備は安倍自公政権の「戦争する国」づくりと一体のものだと指摘。「戦争法案」とオスプレイ配備反対の運動をともに盛り上げる重要性を訴えました。

同会事務局長の寉田(つるた)一忠氏が経過報告を行い、CV22オスプレイの配備で横田基地の性質が様変わりすることや、低空飛行や夜間飛行などの特殊訓練を市街地の上空で行う危険性を強調。周辺地域だけでなく、首都圏、沖縄の反基地運動とも連帯してたたかうことを呼びかけました。

日本共産党からは、宮本徹衆院議員、徳留道信都議、周辺自治体市議らが参加。宮本氏は、今回のオスプレイ配備が日米一体となって戦争する準備のための動きだと指摘。2013年に6市町村から配備反対の要請があったにもかかわらず、それを米側に伝えたとすら言えない日本政府の態度を批判し、「危険なオスプレイ配備撤回のために全力を挙げる」と訴えました。

参加者は、「CV22オスプレイの配備断念、MV22オスプレイの米本土帰還、辺野古への新基地建設中止などの要求と戦争する国づくりを阻止する」決議を全会一致の拍手で採択しました。

(「しんぶん赤旗」2015年5月18日付より)