ブラック企業から若者守れ
悪質企業名の公表迫る

吉良議員に厚労相「貴重な意見」 参院決算委

質問する吉良よし子議員=6日、参院決算委
質問する吉良よし子議員=6日、
参院決算委

日本共産党の吉良よし子議員は6日の参院決算委員会で、安倍晋三首相と直接対峙(たいじ)する初のテレビ質問にのぞみ、過酷な労働を強いる「ブラック企業」問題について追及しました。外食チェーン「なか卯(う)」「すき家(や)」(ともにゼンショーホールディングス)など企業名をあげて労働基準法違反が疑われる実態を告発し、「悪質な企業名は公表すべきだ」と迫りました。安倍晋三首相は「厳正に対処する」と答弁しました。

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「青年に応えた」
吉良氏と懇談の傍聴者

日本共産党の吉良よし子参院議員は6日、ブラック企業・ブラックバイト問題を取り上げた決算委員会での質問後、首都圏青年ユニオンの青年など質問を傍聴した人たちと懇談しました。

傍聴者と懇談する吉良よし子議員(左)=6日、国会内
傍聴者と懇談する吉良よし子議員(左)
=6日、国会内

吉良議員は「タイムカードの打刻と労働時間の問題は、青年ユニオンの皆さんからの訴えがあったもの。これからも皆さんと連携して、追及していきたい」と語りました。

参加者からは「ブラック企業に対する行政指導が無視された問題も取り上げてほしい」「大臣に負けず論戦していて頼もしかった」と感想を述べました。

首都圏青年ユニオンの神部紅(じんぶあかい)委員長は「ひどい働かされ方をしている青年から託された問題を示し、現場の期待に応える質問でした。これからも国会議員と連携して、現場から声を上げたい」と述べました。

 

(「しんぶん赤旗」2月7日付より)